• 検索
  • リスク・手数料等

市況解説 2025年4月28日(月)

2025年4月28日(月)市況解説 大引け
日経平均株価 35,839.99(+134.25)
TOPIX 2650.61(+22.58)
売買高概算 201503万株

大引け・4日続伸-米ハイテク株高や決算好感も上値重い

28日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸、前週末比134.25円高の35839.99円で取引を終えた。25日の米ハイテク株高や良好な企業決算を好感して、主力株を中心に幅広い銘柄に買いが入ったものの、心理的節目の36000円を一時回復したこともあり、達成感などから手仕舞い売りが徐々に膨らんだ。時間外取引での米株先物の軟調推移や25日に決算発表したアドバンテスト(6857)の大幅安などで半導体関連の一角が失速、上げ幅を67円ほどに縮める場面もあったが終盤持ち直した。東証株価指数(TOPIX)も5日続伸。東証プライムの売買代金は概算で4兆7221億円、売買高は同20億1503万株、値上がり銘柄数は全体の7割弱の1107、値下がり487、変わらず39だった。業種別TOPIXは全33業種中、「輸送用機器」「建設」「銀行」など27業種が上昇、下落は「繊維」「証券」「電気機器」など6業種にとどまった。日経報道で「非公開化を検討」と伝わった豊田自動織機(6201)がストップ高比例配分され、トヨタ自動車(7203)、デンソー(6902)、アイシン(7259)などへの思惑買いが広がった。市場予想を上回る今3月期業績見通しを発表したアンリツ(6754)が12%超急伸し、きんでん(1944)は上場来高値を更新、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)などの金融セクターも終日堅調だった。信越化学工業(4063)のように自社株買い発表が好感されたケースも多かったほか、先週後半に掛け利益確定売りの対象となった良品計画(7453)、神戸物産(3038)といった内需ディフェンシブ系への見直し買いも目が付いた。半面、レーザーテック(6920)、ディスコ(6146)が終日冴えず、データセンター運営のさくらインターネット(3778)は昼休みの決算発表で今3月期の減益予想を発表し、大幅安に転じた。ミスミグループ本社(9962)は減益予想の発表で年初来安値を更新、住友重機械工業(6302)は1-3月期の減益が嫌気された。先週上場来高値を付けた中外製薬(4519)は利益確定売りが重荷に。

新興市場も買い先行で始まり、上値は重かったものの、東証グロース250指数は小幅続伸で終えた。売れるネット広告社グループ(9235)、monoAI technology(5240)、ティーケーピー(3479)が買われ、オルツ(260A)、サンバイオ(4592)、トライアルホールディングス(141A)が売られた。



2025年4月28日(月)市況解説 前引け
日経平均株価 35,887.89(+182.15)
TOPIX 2655.23(+27.20)
売買高概算 85792万株

前引け・続伸―およそ1ヵ月ぶりに36000円台を回復する場面も

28日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前週末終値に比べて182.15円高い35887.89円で引けた。米中貿易摩擦の緩和期待が浮上するなどトランプ関税への過度の懸念が薄れ、ハイテク株を中心に買いが広がった25日の米国市場の流れを引き継ぎ、幅広い銘柄に買いが膨らむ展開となった。「米国が円安是正を迫る」との観測が後退したことも安心感を誘い、取引時間中としては今月1日以来となる36000円台に乗せる場面もあった。東証株価指数(TOPIX)は大幅続伸。東証プライムの売買代金は概算2兆1281億円、同売買高は概算8億5792万株で、値上がり銘柄数は全体の2/3にあたる1091、値下がり480、変わらずが61。業種別TOPIXでは「輸送用機器」「海運」「銀行」をはじめとする28業種が上昇、「繊維」「水産・農林」「その他金融」など5業種は下落。自動車株の上昇が目に付き、グループの持ち合い解消への思惑が台頭したトヨタ自動車(7203)は5%超上昇。信越化学工業(4063)は大規模な自社株買いの実施が好感され、今期増益見通しを示した日立建機(6305)、きんでん(1944)にも買いが集まった。「米政府が日本に軍民両用の造船を要請へ」との日経報道を受けて、三井E&S(7003)なども賑わった。反面、アドバンテスト(6857)は市場予想に届かなかった今期計画が嫌気され、今期最終減益を見込む富士電機(6504)、日東電工(6988)の下げもきつい。1-3月期大幅営業減益の三菱鉛筆(7976)にも売りが殺到、花王(4452)などディフェンシブ関連の一角も冴えない。

新興市場でも東証グロース250指数が続伸。市場の地合い好転を受けて、幅広い銘柄に買いが優勢となった。ispace(9348)、タイミー(215A)、ZenmuTech(338A)が高く、QPS研究所(5595)、TerraDrone(278A)、クオリプス(4894)は安い。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
市況解説は、投資判断の参考となる情報の提供を目的とするもので、投資に関する最終決定は、お客様ご自身の責任と判断でなさいますようお願い申し上げます。

市況解説 バックナンバー

金融商品の取引にかかる手数料およびリスクについて

当社が取扱う商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。また、各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面、目論見書、お客様向け資料等をお読みください。

リスク・手数料等説明ページ

ご留意事項

  • 当サイトに掲載されている情報は、当社のご案内やその他の情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。情報のご利用にあたっては、お客様ご自身で判断なさいますようお願いいたします。
  • 当サイトに掲載されている情報に関しては万全を期してはおりますが、その正確性、確実性を保証するものではありません。また、掲載されている情報等は最新の情報ではない可能性があり、予告なく変更・廃止されることもありますので、あらかじめご了承ください。
  • 万一、当サイトに掲載されている情報を用いたことにより、何らかの損害を被った場合でも、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではありません。
  • 当サイトからバナー・テキストリンク等でアクセスできる第三者が運営するサイトは各々の責任で運営されているものであり、こうした第三者サイトの利用により生じたいかなる損害に関しても、当社は一切責任を負うものではありません。
  • 証券投資に関する最終決定は、お客様ご自身で判断いただきますようお願いいたします。