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市況解説 2025年4月24日(木)

2025年4月24日(木)市況解説 大引け
日経平均株価 35,039.15(+170.52)
TOPIX 2592.56(+8.24)
売買高概算 188797万株

大引け・続伸-米株高を連日好感、4月2日以来の35000円台回復

24日の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日比170.52円高の35039.15円で取引を終え、米相互関税発表直前の4月2日以来となる35000円台を回復した。トランプ米大統領の「対中関税率を引き下げるだろう」との発言やベッセント財務長官の「日米交渉で特定の通貨目標を求めない」方針が好感され、23日の米株市場で株高・円安が進行した。この流れを引き継ぎ朝方には400円超えの上昇場面もあったが、徐々に上げ幅を縮小する展開となった。今晩行われるとされる日米財務相会談を控えてポジションを縮小する動きも見られ、午後には35000円を僅かに割り込む場面もあった。アジア市場や米株先物の軟調推移も買い控えに繋がったもよう。東証株価指数(TOPIX)も続伸。東証プライムの売買代金は概算で4兆1451億円、売買高は同18億8797万株、値上がり銘柄数は605と値下がり985を下回り、変わらず45だった。業種別TOPIXは全33業種中、「その他製品」「非鉄金属」「保険」など17業種が上昇、下落は「陸運」「食料品」「不動産」など16業種。東京エレクトロン(8035)、ソフトバンクグループ(9984)が終日強く、第一生命(8750)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)などの金融株も堅調を維持した。昨日前期末配当を引き上げた野村マイクロ・サイエンス(6254)が10%高と急伸、大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)は米ボーイングの増産計画が好感された。午後に1-3月期の大幅増益決算を発表した小野測器(6858)もしっかり、引け間際には米オープンAIとの提携を発表したNTTデータグループ(9613)が一段高を見せた。半面、このところ堅調だった内需・ディフェンシブ関連には利益確定や手仕舞い売りが広がり、今週上場来高値を付けたパルグループホールディングス(2726)、コナミグループ(9766)がともに大幅安、東京メトロ(9023)は11日ぶりの反落で終えた。昨日今12月期予想を下方修正したシマノ(7309)も下落、コニカミノルタ(4902)は昼休み中に前期決算の大幅赤字を発表して午後下げに転じた。

新興市場でも内需関連株を中心に手仕舞い売りが優勢で、東証グロース250指数は小幅に反落。マクアケ(4479)、カバー(5253)、ダイナミックマッププラットフォーム(336A)が売られ、note(5243)、フリー(4478)、QPS研究所(5595)が買われた。



2025年4月24日(木)市況解説 前引け
日経平均株価 35,244.41(+375.78)
TOPIX 2610.44(+26.12)
売買高概算 90381万株

前引け・大幅続伸-米株続伸、円安を好感もやや伸び悩み

24日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸、前日終値に比べ375.78円高い35244.41円で引けた。トランプ米大統領やベッセント財務長官の発言を好感して、23日の米株市場で主要3指数が大幅続伸、本格化する決算発表を通じてハイテク株の見直し買いが勢いを強め、本邦の輸出関連企業などにも幅広く買いが入った。ベッセント氏の「日米交渉では特定の通貨目標を求めない」との発言からドル円相場が一時143円台を回復したことも支えとなったが、高く寄り付いた後はやや伸び悩んだ。東証株価指数(TOPIX)も大幅続伸。東証プライムの売買代金は概算で2兆597億円、売買高は同9億381万株、値上がり銘柄数897、値下がり697、変わらず41だった。業種別TOPIXは全33業種中、「非鉄金属」「輸送用機器」「その他製品」など20業種が上昇、下落は「陸運」「小売」「食料品」など13業種。半導体関連の東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)が大幅高で日経平均を牽引、昨日引け後に決算発表したファナック(6954)は今期業績予想の開示を見送ったものの、大幅高で始まり、中国関連や設備投資関連にも買いが波及した。任天堂(7974)は新型ゲーム機「スイッチ2」の抽選販売に対する応募が日本だけで220万人あったとの発表を材料視、ホシデン(6804)など関連銘柄も上昇した。メガバンクはじめ金融も強く、第四北越フィナンシャルグループ(7327)は群馬銀行(8334)との経営統合を正式に発表してともに買われた。半面、円高メリット銘柄とされるニトリホールディングス(9843)、神戸物産(3038)が売られ、JR東日本(9020)、吉野家ホールディングス(9861)など高値圏のディフェンシブも手仕舞い売りに押された。コナミグループ(9766)などゲーム関連にも利益確定売りが目立ち、KOA(6999)は今3月期の大幅減益見通しが嫌気された。

新興市場でも内需系企業への手仕舞い売りがやや優勢で、東証グロース250指数は小幅に反落。サンバイオ(4592)、クオリプス(4894)、トライアルホールディングス(141A)が売られ、ココナラ(4176)、ZenmuTech(338A)、Synspective(290A)が買われた。新規上場のLIFE CREATE(352A)は公開価格1250円に対し1280円で寄り付いた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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