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市況解説 2025年4月23日(水)

2025年4月23日(水)市況解説 大引け
日経平均株価 34,868.63(+648.03)
TOPIX 2584.32(+52.20)
売買高概算 181680万株

大引け・3日ぶりに大幅反発- 米国株高を好感、約半月ぶりの高値水準を回復

23日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに大幅反発、前日終値に比べ648.03円高い34868.63円で引けた。22日の米国株式市場で主要3指数はいずれも大幅高。米国時間引け後にはトランプ大統領の「パウエルFRB議長を解任する意図はない」との発言が伝わり、米時間外の株価指数先物が一段と上昇。米国株高を好感する形で日経平均株価も大幅高で取引を開始し、前場序盤には35000円の大台を奪回。その後はやや手じまい売りに押されたものの、約半月ぶりの高値水準を回復して一日の取引を終えた。

東証株価指数(TOPIX)は大幅続伸。東証プライムの売買代金は概算で4兆2914億円、売買高は同18億1680万株、値上がり銘柄数は全体の82%にあたる1347、値下がりは244、変わらずが44だった。業種別TOPIXでは全33業種中32業種が上昇し、1業種が下落。「輸送機」「ゴム製品」「保険」の上昇が目立ち、「水産」は唯一下落。個別では、直近下落の厳しかった三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)、東京海上ホールディングス(8766)などの銀行・保険株に見直し買いが入り、トヨタ自動車(7203)やSUBARU(7270)やマツダ(7261)は対ドルでの円安方向への動きを好感。「米製薬大手からバイオ医薬品の生産を受託」と発表した富士フイルムホールディングス(4901)は8%を超える急伸で、コニカミノルタ(4902)は「曲がる太陽電池の保護膜を26年度にも生産」との報道を好感。IHI(7013)はシティグループ証券による投資判断の引き上げも支援材料となり、ジャフコグループ(8595)は決算と同時に発表した自社株買いやDOE(株主資本配当率)水準の引き上げが好感された。半面、昨日場中に決算を発表したオービックビジネスコンサルタント(4733)は大幅続落で、1-3月期の減益決算を発表したブロンコビリー(3091)も安い。ニトリホールディングス(9843)や神戸物産(3038)などの「円高メリット株」には手仕舞い売りが広がり、直近急騰した中外製薬(4519)にも利益確定売り。山崎製パン(2212)や森永乳業(2264)などディフェンシブ株の一角も安く、SHIFT(3697)やSansan(4443)、マネーフォワード(3994)などのグロース株(高成長株)の下落も目に付いた。

新興市場は小高く、東証グロース市場250指数は3日ぶりに小反発。ヘリオス(4593)、マクアケ(4479)、イシン(143A)が上昇し、ジャパン・ティッシュエンジニアリング(7774)、サンバイオ(4592)、令和アカウンティング・ホールディングス(296A)が下落した。



2025年4月23日(水)市況解説 前引け
日経平均株価 34,808.80(+588.20)
TOPIX 2576.20(+44.08)
売買高概算 86202万株

前引け・大幅反発- 米国株急伸を好感、米時間外のトランプ発言も追い風

23日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発、前日終値に比べ588.20円高い34808.80円で引けた。22日の米国株式市場で主要3指数はいずれも大幅高。米国時間引け後にはトランプ大統領の「パウエルFRB議長を解任する意図はない」との発言が伝わり、米時間外の株価_指数先物が一段と上昇。米国株高を好感する形で日経平均株価も大幅高で取引を開始。寄り付き直後には35000円の大台を回復する場面もあったが、高値圏では戻り待ちの売りも出て、やや上げ幅を縮小した。

東証株価指数(TOPIX)は大幅続伸。東証プライムの売買代金は概算で2兆953億円、売買高は同8億6202万株、値上がり銘柄数は全体の85%にあたる1387、値下がりは221、変わらずが27だった。業種別TOPIXでは全33業種が上昇し、「保険」「輸送機」「ゴム製品」の上昇が目立つ。個別では、直近下落の厳しかった三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)、東京海上ホールディングス(8766)などの銀行・保険株に見直し買いが入り、トヨタ自動車(7203)やSUBARU(7270)やマツダ(7261)は対ドルでの円安方向への動きを好感。「米製薬大手からバイオ医薬品の生産を受託」と発表した富士フイルム(4901)は11%を超える急伸で、コニカミノルタ(4902)は「曲がる太陽電池の保護膜を26年度にも生産」との報道を好感。資生堂(4911)や安川電機(6506)、ニデック(6594)など「中国関連株」の上昇も目立ち、コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス(2579)は「10月からの製品値上げ」が好感された。半面、昨日場中に決算を発表したオービックビジネスコンサルタント(4733)は大幅続落で、1-3月期の減益決算を発表したブロンコビリー(3091)も安い。ニトリホールディングス(9843)や神戸物産(3038)などの「円高メリット株」には手仕舞い売りが広がり、直近急騰した中外製薬(4519)にも利益確定売り。山崎製パン(2212)や森永乳業(2264)などディフェンシブ株の一角も安く、NEC(6701)は買い先行後マイナス圏に転じた。

新興市場は小安く、東証グロース市場250指数は小幅に続落。トヨコー(341A)ジャパン・ティッシュエンジニアリング(7774)、フライヤー(323A)が下落し、メディア総研(9242)、ミライロ(335A)、マクアケ(4479)が上昇した。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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