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市況解説 2025年8月4日(月)

2025年8月4日(月)市況解説 大引け
日経平均株価 40,290.70(-508.90)
TOPIX 2916.20(-32.45)
売買高概算 201787万株

大引け・大幅続落-押し目買い支えに後場も持ち直し

4日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落、前週末比508.90円安の40290.70円で取引を終えた。7月米雇用統計の想定以上に弱い結果を受けた1日の米国株安や円高進行を嫌気して、朝方には900円超えの下押し場面があったが、その後は着実に値戻しが進んだ。大幅安で始まった半導体関連などで押し目を拾う動きが活発だったほか、ドル円相場や米株先物の堅調推移も買い安心感に繋がり、心理的節目の4万円や25日移動平均線(40200円近辺)を上回った。東証株価指数(TOPIX)も大幅反落。東証プライムの売買代金は概算で4兆8035億円、売買高は同20億1787万株、値下がり銘柄数は全体の7割弱の1096、値上がり473、変わらず54だった。業種別TOPIXは全33業種中、「銀行」「鉱業」「サービス」など28業種が下落し、上昇は「その他製品」「不動産」「精密」などの5業種にとどまった。内外金利の低下を受けみずほフィナンシャルグループ(8411)など銀行セクターが軒並み安、昼休みに発表した決算内容が物足りないとして日東紡(3110)がストップ安まで売られ、13時過ぎに4-6月期減益と発表した日清食品ホールディングス(2897)は大幅安で約3年ぶりの安値を付けた。トヨタ自動車(7203)、日立製作所(6501)といった主力銘柄の一角も冴えず、相場の重荷となった。半面、東京エレクトロン(8035)が後場入り直後に切り返し、週末に今3月期見通しを上方修正したイビデン(4062)はほぼ終日プラス圏を保った。決算内容を嫌気して急落で始まったDMG森精機(6141)が急速に切り返し、古河電気工業(5801)も早々に上げに転じた。良品計画(7453)、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)は上場来高値を更新、昼休み中に4-6月期の大幅増益を発表した伊藤ハム米久ホールディングス(2296)が6%高と急伸するなど、ディフェンシブの一角に強い動きも散見された。

新興市場でも手仕舞い売りは優勢だったものの、内需系の好業績株などに買いが入り、東証グロース250指数が小幅に4日続伸で終えた。インフォメティス(281A)、Hmcomm(265A)、MTG(7806)が買われ、FFRIセキュリティ(3692)、情報戦略テクノロジー(155A)、ジェネレーションパス(3195)が売られた。



2025年8月4日(月)市況解説 前引け
日経平均株価 40,134.97(-664.63)
TOPIX 2907.52(-41.13)
売買高概算 99597万株

前引け・大幅続落―米雇用統計ショックで一時900円超下落

4日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落し、前週末終値に比べて664.63円安い40134.97円で引けた。1日に発表された7月の米雇用統計が事前予想を大幅に下回る結果となり、景気の先行き不透明感の高まりから株安・ドル安の流れが強まった米国市場の流れを引き継ぎ、幅広い銘柄に売りが先行。一時900円超下落し節目の4万円を割り込む場面もあったが、円高・ドル安進行にブレーキが掛かったことなどを支えにその後は下げ渋った。東証株価指数(TOPIX)も下げ渋り。東証プライムの売買代金は概算2兆4055億円、同売買高は概算9億9597万株で、値下がり銘柄数は全体の7割超の1186、値上がり384、変わらずが52。業種別TOPIXでは「銀行」「保険」「鉱業」をはじめとする28業種が下落、「その他製品」「空運」「不動産」など5業種は上昇。円高・ドル安進行も重荷となったトヨタ自動車(7203)など自動車関連が広く売られ、リクルートホールディングス(6098)には米雇用減速を嫌気した売りが嵩んだ。国内外の金利低下を背景にメガバンクや第一生命ホールディングス(8750)なども大きく売られ、一転して今期最終赤字に転じる見通しを示した日本製鉄(5401)は急反落。反面、決算発表を無難通過した任天堂(7974)は7日ぶりに反発、SCREENホールディングス(7735)、ソシオネクスト(6526)は朝安後切り返した。神戸物産(3038)は円高メリットが意識され、三井不動産(8801)などは国内金利の低下に反応。中期経営計画や大規模な自社株買いが好感されたコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス(2579)は急騰。

新興市場では、東証グロース250指数が反落。市場の地合い悪化が響く格好となったが、内需株比率の高さが奏功し、下げ幅は限定的だった。データセクション(3905)、タイミー(215A)、FRONTEO(2158)が売られ、ブルーイノベーション(5597)、コンヴァノ(6574)、トヨコー(341A)は買われた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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