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市況解説 2025年6月12日(木)

2025年6月12日(木)市況解説　大引け
日経平均株価 38,173.09(-248.10)
TOPIX 2,782.97(-5.75)
売買高概算 152724万株

大引け・5日ぶりに反落－ 手仕舞い売り優勢、後場は膠着感を強める

12日の東京株式市場で日経平均株価は5日ぶりに反落、前日終値に比べ248.10円安い38173.09円で引けた。11日の米国株式市場では主要3指数がそろって下落。戻り歩調をたどっていた日経平均株価も、高値警戒感から小反落でのスタート。寄り付き直後には下げ幅を縮小する場面もあったが、トランプ大統領による関税に関する発言も重荷となり、再度下値模索の展開に。後場に入ると手掛かり難から膠着状態となり、方向感に欠けたまま一日の取引を終えた。

東証株価指数(TOPIX)も5日ぶりの反落。東証プライムの売買代金は概算で3兆7650億円、売買高は同15億2724万株、値下がり銘柄数は全体の6割にあたる986、値上がりは564、変わらずが79だった。業種別TOPIXでは全33業種中21業種が下落し、12業種が上昇。「サービス」「輸送機」「化学」の下落が目立ち、「石油・石炭」「鉱業」「機械」が上昇。個別では、昨日急伸したSUMCO(3436)やトリケミカル研究所(4369)などの半導体部材メーカに反動売りが目立ち、SCREENホールディングス(7735)やレーザーテック(6920)も反落。昨日急落の日野自動車(7205)には見切り売りが続き、エムスリー(2413)はSMBC日興証券による投資判断の引き下げを嫌気。TDK(6762)や京セラ(6971)、太陽誘電(6976)などの電子部品株の下落も目立ち、北陸電力(9505)は年初来安値を更新した。半面、強気な業績見通しを発表したANYCOLOR(5032)はストップ高まで急伸し、大和証券による投資判断の引き上げがあった住友ファーマ(4506)も急騰。東邦チタニウム(5727)は親会社JX金属(5016)の社長インタビューをきっかけに思惑が広がり、昨日大幅安の三菱重工業(7011)や川崎重工業(7012)には見直し買い。原油価格の大幅高を好感し、INPEX(1605)や石油資源開発(1662)、コスモエネルギーホールディングス(5021)などのエネルギー関連株にも物色の矛先が向かった。

新興市場は小安く、東証グロース市場250指数は4日ぶりに小反落。キッズウェル・バイオ(4584)、Ridge-i(5572)、GENDA(9166)が下落し、ブルーイノベーション(5597)、カウリス(153A)、トライト(9164)が上昇した。


2025年6月12日(木)市況解説　前引け
日経平均株価 38,149.49(-271.70)
TOPIX 2,777.66(-11.06)
売買高概算 72354万株

前引け・反落－ 高値警戒感から手仕舞い売り、トランプ発言も重荷

12日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日終値に比べ271.70円安い38149.49円で引けた。11日の米国株式市場では主要3指数がそろって下落。戻り歩調をたどっていた日経平均株価も、高値警戒感から小反落でのスタート。寄り付き直後には下げ幅を縮小する場面もあったが、トランプ大統領による関税に関する発言も重荷となり、再度売り込まれた。

東証株価指数(TOPIX)も反落。東証プライムの売買代金は概算で1兆8278億円、売買高は同7億2354万株、値下がり銘柄数は全体の63％にあたる1031、値上がりは512、変わらずが85だった。業種別TOPIXでは全33業種中25業種が下落し、8業種が上昇。「サービス」「金属製品」「輸送機」の下落が目立ち、「鉱業」「石油・石炭」「その他製品」が上昇。個別では、昨日急伸したSUMCO(3436)やトリケミカル研究所(4369)などの半導体部材メーカに反動売りが目立ち、東京エレクトロン(8035)やレーザーテック(6920)も小幅に反落。昨日急落の日野自動車(7205)には見切り売りが続き、エムスリー(2413)はSMBC日興証券による投資判断の引き下げを嫌気。TDK(6762)や京セラ(6971)、太陽誘電(6976)などの電子部品株の下落も目立ち、中国電力(9504)と北陸電力(9505)は年初来安値を更新した。半面、強気な業績見通しを発表したANYCOLOR(5032)は一時ストップ高まで急伸し、大和証券による投資判断の引き上げがあった住友ファーマ(4506)も急騰。東邦チタニウム(5727)は親会社JX金属(5016)の社長インタビューをきっかけに思惑が広がり、昨日大幅安の三菱重工業(7011)や川崎重工業(7012)には見直し買い。原油価格の大幅高を好感し、INPEX(1605)や石油資源開発(1662)、コスモエネルギーホールディングス(5021)などのエネルギー関連株にも物色の矛先が向かった。

新興市場は小高く、東証グロース市場250指数は続伸。ブルーイノベーション(5597)、トライト(9164)、ラクサス・テクノロジーズ(288A)が上昇し、キッズウェル・バイオ(4584)、Ridge-i(5572)、アジャイルメディア・ネットワーク(6573)が下落した。

更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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