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市況解説 2025年6月9日(月)

2025年6月9日(月)市況解説 大引け
日経平均株価 38,088.57(+346.96)
TOPIX 2785.41(+16.08)
売買高概算 34745万株

大引け・続伸―米中閣僚協議への期待も支えに38000円台を回復

9日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前週末比346.96円高の38088.57円と、5月29日以来となる38000円台を回復して取引を終えた。5月の米雇用統計を受けて過度な米景気懸念が後退、寄り前に発表された1-3月期の国内総生産(GDP)改定値が上方修正されたことも安心感につながり、主力株を中心に買いが先行。450円近く上昇した後は、円安進行に歯止めがかかったこともあり戻り待ちの売りに押される場面が目立ったが、今晩開催される米中閣僚協議への期待を支えに、節目38000円を割り込まずに推移した。東証株価指数(TOPIX)も続伸。東証プライムの売買代金は概算3兆4616億円、同売買高は概算13億4745万株で、値上がり銘柄数は814、値下がり738、変わらず78だった。業種別TOPIXでは「医薬品」「その他製品」「銀行」をはじめとする22業種が上昇、「パルプ・紙」「鉄鋼」「金属製品」など11業種は下落。先週末にアナリスト向けミーティングを行ったNEC(6701)が上昇、リクルートホールディングス(6098)には米国事業の改善を期待する買いが膨らんだ。新薬候補の良好な治験結果が伝わった大塚ホールディングス(4578)が急伸、5月月次好調のエターナルホスピタリティグループ(3193)も強い。反面、半導体関連が軒並み買われるなかでSCREENホールディングス(7735)は逆行安、高値圏にある良品計画(7453)やパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)は利食い売りに押された。カナモト(9678)は2-4月期利益の伸び率鈍化が嫌気され、アイル(3854)は8-4月期業績が市場予想に届かなかったとして売られた。業績懸念の拭えないシャープ(6753)は連日で上場来安値を更新。

新興市場では、市場の地合い改善を背景に個人投資家の物色意欲が回復、東証グロース250指数は3日ぶりに反発した。モダリス(4883)、売れるネット広告社グループ(9235)、Liberaware(218A)が買われ、ispace(9348)、Aiロボティクス(247A)、ヘリオス(4593)は売られた。



2025年6月9日(月)市況解説 前引け
日経平均株価 38,137.09(+395.48)
TOPIX 2786.84(+17.51)
売買高概算 65083万株

前引け・大幅続伸―米雇用統計を受けて投資家心理上向く

9日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸し、前週末終値に比べて395.48円高い38137.09円で引けた。予想を上回る5月の米雇用統計を受けて米景気の先行き懸念が後退、投資家心理が上向き、主要3指数がそろって反発した6日の米国市場の流れを引き継いだ。円相場の弱含み推移や、寄り前に発表された1-3月期の国内総生産(GDP)改定値が速報値から上方修正されたことも追い風に働き、取引時間中としては5月30日以来となる38000円台を回復した。東証株価指数(TOPIX)も続伸。東証プライムの売買代金は概算1兆7728億円、同売買高も概算6億5083万株と低調で、値上がり銘柄数は809、値下がり748、変わらず72。業種別TOPIXでは「医薬品」「電気機器」「サービス」をはじめとする23業種が上昇、「金属製品」「パルプ・紙」「鉄鋼」など10業種は下落。アドバンテスト(6857)やソシオネクスト(6526)など値嵩半導体が軒並み高く、メガバンク、MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)などは国内外の金利上昇が好感された。大規模な自社株買い・消却の実施を発表したシップヘルスケアホールディングス(3360)も強く、今期経常利益見通しを上方修正したエイチームホールディングス(3662)は3年7ヵ月ぶりの高値を付けた。反面、エムスリー(2413)には利食い売りが嵩み5日ぶりに大幅反落、安川電機(6506)など設備投資関連の一角も冴えない。クボタ(6326)にはSMBC日興証の格下げが観測され、串カツ田中(3547)は5月月次の伸び率鈍化が嫌気された模様。通期業績・配当予想を引き上げた巴工業(6309)は出尽くしの反応を示した。

新興市場ではispace(9348)への売りが止まず、相場の重荷となったものの、東証グロース250指数が小幅反発。ELEMENTS(5246)、データセクション(3905)、ZenmuTech(338A)が高く、イシン(143A)、ジーエヌアイグループ(2160)、Synspective(290A)は安い。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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