市況解説 2025年6月11日(水)
2025年6月11日(水)市況解説 大引け | |
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日経平均株価 | 38,421.19(+209.68) |
TOPIX | 2,788.72(+2.48) |
売買高概算 | 161983万株 |
大引け・4日続伸- 一時38500円を回復、半導体株がけん引
11日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸、前日終値に比べ209.68円高い38421.19円で引けた。10日の米国株式市場では主力半導体株を中心にしっかりの展開で、主要3指数がいずれも上昇。日本市場でも値がさの半導体株を中心に買い先行で始まり、日経平均株価も続伸で寄り付いた。寄り付き直後には約3ヵ月半ぶりに38500円の節目を回復。高値圏では手仕舞い売りに押されたものの下値も堅く、方向感に欠けたまま一日の取引を終えた。
東証株価指数(TOPIX)も小幅に4日続伸。東証プライムの売買代金は概算で4兆483億円、売買高は同16億1983万株、値上がり銘柄数は全体の7割にあたる1139、値下がりは426、変わらずが64だった。業種別TOPIXでは全33業種中19業種が上昇し、14業種が下落。「パルプ・紙」「金属製品」「サービス」の上昇が目立ち、「その他製品」「保険」「非鉄」が下落。個別では、米半導体株高を好感し東京エレクトロン(8035)やディスコ(6146)、ソシオネクスト(6526)など半導体株の上昇が目立ち、SUMCO(3436)やトリケミカル研究所(4369)などの半導体部材メーカーも急伸。大和証券による投資判断の引き上げがあった三越伊勢丹ホールディングス(3099)は6%高で、スタンレー電気(6923)は巨額の自社株買いを好感。王子ホールディングス(3861)や北越コーポレーション(3865)など「パルプ・紙」セクターの上昇も目立ち、サッポロホールディングス(2501)は「不動産子会社の売却、米ファンドなどが2次入札へ」との報道をきっかけに後場から急伸した。半面、三菱ふそうとの経営統合で合意した日野自動車(7205)は、「増資による希薄化」が嫌気されて急落。高値圏にあった三菱重工業(7011)や川崎重工業(7012)、IHI(7013)などの「防衛関連」には手仕舞い売りが広がり、任天堂(7974)やコナミグループ(9766)にも利益確定売り。大林組(1802)や清水建設(1803)など建設株の下落も目立ち、ポールトゥウィンホールディングス(3657)は2-4月期の最終赤字拡大が逆風となった。
新興市場は高く、東証グロース市場250指数は3日続伸。モンスターラボ(5255)、アジャイルメディア・ネットワーク(6573)、ブルーイノベーション(5597)が上昇し、CINC(4378)、ispace(9348)、データセクション(3905)が下落した。
2025年6月11日(水)市況解説 前引け | |
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日経平均株価 | 38,385.37(+173.86) |
TOPIX | 2786.99(+0.75) |
売買高概算 | 74857万株 |
前引け・続伸- 一時3ヵ月半ぶりに38500円を回復
11日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日終値に比べ173.86円高い38385.37円で引けた。10日の米国株式市場では主力半導体株を中心にしっかりの展開で、主要3指数がいずれも上昇。日本市場でも値がさの半導体株を中心に買い先行で始まり、日経平均株価も続伸で寄り付いた。寄り付き直後には約3ヵ月半ぶりに38500円の節目を上回ったが、高値圏では手仕舞い売りに押されてやや上げ幅を縮小した。
東証株価指数(TOPIX)も小幅に続伸。東証プライムの売買代金は概算で1兆9932億円、売買高は同7億4857万株、値上がり銘柄数は全体の7割にあたる1136、値下がりは443、変わらずが50だった。業種別TOPIXでは全33業種中19業種が上昇し、14業種が下落。「サービス」「パルプ・紙」「精密」の上昇が目立ち、「その他製品」「保険」「非鉄」が下落。個別では、米半導体株高を好感し東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)、レーザーテック(6920)など半導体株の上昇が目立ち、SUMCO(3436)やトリケミカル(4369)などの半導体部材メーカーも堅調。大和証券による投資判断の引き上げがあった三越伊勢丹ホールディングス(3099)は6%高で、スタンレー電気(6923)は巨額の自社株買いを好感。安川電機(6506)など出遅れ気味の「中国関連」には見直し買いが続き、王子ホールディングス(3861)や北越コーポレーション(3865)など「パルプ・紙」セクターの上昇も目に付いた。半面、三菱ふそうとの経営統合で合意した日野自動車(7205)は、「増資による希薄化」が嫌気されて急落。高値圏にあった三菱重工業(7011)や川崎重工業(7012)、IHI(7013)などの「防衛関連」には手仕舞い売りが広がり、任天堂(7974)やコナミグループ(9766)にも利益確定売り。大林組(1802)や清水建設(1803)など建設株の下落も目立ち、ポールトゥウィンホールディングス(3657)は2-4月期の最終赤字拡大が逆風となった。
新興市場は高く、東証グロース市場250指数は続伸。アジャイルメディア・ネットワーク(6573)、ブルーイノベーション(5597)、ダイナミックマッププラットフォーム(336A)が上昇し、ラクサス・テクノロジーズ(288A)、レナサイエンス(4889)、ispace(9348)が下落した。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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市況解説 バックナンバー
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2025年6月12日(木)
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2025年6月11日(水)
【日経平均株価終値:38,421.19 前日比:+209.68 売買高概算:161983万株】
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2025年6月10日(火)
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2025年6月9日(月)
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2025年6月6日(金)
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