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市況解説 2026年3月9日(月)

2026年3月9日(月)市況解説 大引け
日経平均株価 52728.72(-2892.12)
TOPIX 3575.84(-141.09)
売買高概算 368477万株

大引け・大幅反落-WTI原油先物一時120ドル肉薄も午後急失速

9日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落、前週比2892.12円安の52728.72円と1月9日以来ほぼ2ヵ月ぶりの安値で取引を終えた。イラン最高指導者の後継人事やトランプ米大統領の強硬発言等を受け、WTI原油先物が朝方に1バレル=120ドルに迫る急伸を見せ、一段とリスク警戒ムードが強まった。米景気の先行き不安や金融システムの影響を及ぼしかねない報道も相次ぐなか、買い手不在も手伝って一気に下げ幅を拡大した。午後に入り52000円を意識したレンジ取引が続いたが、終盤に「G7が原油備蓄を緊急に放出を協議」と伝わり、原油安を契機に急速に持ち直した。東証株価指数(TOPIX)も大幅反落。東証プライムの売買代金は概算9兆6756億円、同売買高は概算36億8477万株で、値下がり銘柄数は全体の9割にあたる1434、値上がり134、変わらず27。業種別TOPIXは全33業種が下落、「非鉄」「ガラス・土石」「機械」「電気機器」が値下がり率の上位に並んだ。アドバンテスト(6857)、ソフトバンクグループ(9984)はじめ指数寄与度の大きい主力ハイテク株が指数を押し下げ、古河電気工業(5801)、レゾナック・ホールディングス(4004)など年初から活躍が目立った部材・素材株の急失速も目に付く。大成建設(1801)など業績期待の強い内需関連にも利益確定売りも加速した。半面、原油高を好感してINPEX(1605)は終日堅調で、外部環境の変化に影響されずらいオリエンタルランド(4661)、ヤクルト本社(2267)等のディフェンシブの一角が上昇を維持した。6日に昨年来安値を更新したコスモス薬品(3349)が小高く、ソフトウエア系のマネーフォワード(3994)、弁護士ドットコム(6027)への見直し買いも継続した。

新興市場もほぼ終日、全面安の状況が続き、東証グロース250指数が大幅反落。Synspective(290A)、QDレーザ(6613)、スリー・ディー・マトリックス(7777)が売られ、フリー(4478)、GENDA(9166)、ブレインズテクノロジー(4075)が買われた。



2026年3月9日(月)市況解説 前引け
日経平均株価 51740.46(-3880.38)
TOPIX 3508.72(-208.21)
売買高概算 185107万株

前引け・大幅反落-中東情勢の混迷長期化への警戒強まる

9日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落し、前週末終値に比べて3880.38円安い51740.46円で引けた。イランの最高指導者に反米保守強硬派と目される、殺害されたハメネイ師の次男が選出されたと伝わり、イラン情勢の混迷が長期化するとの警戒が一段と強まり、幅広い銘柄に売りが殺到する展開となった。原油価格急騰による国内景気への影響が懸念されるうえ、予想以上に悪化した雇用統計を受けて米景気の先行き不透明感が広がったことも嫌気され、下げ幅は一時4200円超に達した。東証株価指数(TOPIX)も大幅反落。東証プライムの売買代金は概算4兆7467億円、同売買高は概算18億5107万株で、値下がり銘柄数は全体の95%超の1517に達し、値上がり60、変わらず18。業種別TOPIXでは「鉱業」を除く32業種が下落、「非鉄」「ガラス・土石」「機械」「電気機器」が値下がり率上位に並んだ。指数寄与度の大きいアドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)、ソフトバンクグループ(9984)など値嵩ハイテク株が軒並み急落、住友電気工業(5802)、JX金属(5016)などデータセンター関連の下げも目に付く。ファナック(6954)、安川電機(6506)などフィジカルAI関連も厳しく、清水建設(1803)は持ち合い解消に伴う需給悪化懸念も重荷となった模様。反面、「政府が米国での最先端工場の運営を打診」と報じられたジャパンディスプレイ(6740)は急騰、原油高を背景にINPEX(1605)は上場来高値を更新した。ローム(6963)にはデンソー(6902)による買収を期待した買いが継続、今期利益・配当予想を引き上げたアイル(3854)もしっかり。JR東日本(9020)などディフェンシブ関連の一角が高く、自販機離れの動きを加速させているダイドーグループホールディングス(2590)は大幅に3日続伸。

新興市場でも幅広い銘柄が売りに押され、東証グロース250指数が大幅反落。ジーエヌアイグループ(2160)、パワーエックス(485A)、トライアルホールディングス(141A)が安く、オキサイド(6521)、グリーンモンスター(157A)、ペルセウスプロテオミクス(4882)は高い。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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