市況解説 2024年9月4日(水)
2024年9月4日(水)市況解説 大引け | |
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日経平均株価 | 37,047.61(-1,638.70) |
TOPIX | 2633.49(-99.78) |
売買高概算 | 200074万株 |
大引け・大幅続落-米景気懸念が再燃、一時37000円を割り込む
4日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落、前日終値に比べ1638.70円安い37047.61円で引けた。3日発表の米8月ISM製造業景況指数は市場予想から下振れて米景気懸念が再燃。米半導体大手のエヌビディアが10%弱急落したことも相まって、日経平均株価は大幅続落でのスタート。寄り付き直後を高値にその後も下げ幅を拡大。後場には一段安となり、37000円の節目を割り込む場面もあった。
東証株価指数(TOPIX)は7日ぶりに大幅反落。東証プライムの売買代金は概算で5兆1062億円、売買高は同20億74万株、値下がり銘柄数は全体の9割強にあたる1528、値上がりは97、変わらずが20だった。業種別TOPIXでは全33業種が下落し、「鉱業」「非鉄」「証券」の下落が目立つ。個別では、米半導体株の大幅安を受け、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)、SCREENホールディングス(7735)など半導体株が急落し、傘下に英アームを抱えるソフトバンクグループ(9984)の下げもきつい。原油市況の急落を嫌気してINPEX(1605)や石油資源開発(1662)も売られ、三井物産(8031)や出光興産(5019)も下落。直近上昇の目立っていたフジクラ(5803)とIHI(7013)には手仕舞い売りが広がり、8月の月次売上が好調だったファーストリテイリング(9983)は下落したものの小幅安にとどまった。半面、マーケット急落でディフェンシブ株に資金は逃避。カルビー(2229)やキリンホールディングス(2503)、明治ホールディングス(2269)などの食料品セクターがしっかりで、花王(4452)やイオン(8267)、ヤオコー(8279)なども高い。円高方向への動きを好感してニトリホールディングス(9843)やABCマート(2670)などの「円高メリット株」が買われ、「保有するリクルートホールディングス(6098)株売却で特別利益を計上」と発表した日鉄ソリューションズ(2327)は2%弱上昇。富士ソフト(9749)は「米投資ファンドのベインキャピタルによる買収提案」を材料に急伸した。
新興市場も大幅安で東証グロース市場250指数は大幅反落。エヌ・ピー・シー(6255)、データセクション(3905)、アストロスケールホールディングス(186A)が下落し、ビーマップ(4316)、雨風太陽(5616)、FFRIセキュリティ(3692)が上昇した。
2024年9月4日(水)市況解説 前引け | |
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日経平均株価 | 37,405.59(-1,280.72) |
TOPIX | 2657.58(-75.69) |
売買高概算 | 95877万株 |
前引け・大幅続落-米景気懸念が再燃、エヌビディア急落も響く
4日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落、前日終値に比べ1280.72円安い37405.59円で引けた。3日発表の米8月ISM製造業景況指数は市場予想から下振れて米景気懸念が再燃。米半導体大手のエヌビディアが10%弱急落したことも相まって、日経平均株価は大幅続落でのスタート。寄り付き直後を高値にその後も下げ幅を拡大し、安値圏で午前の取引を終えた。
東証株価指数(TOPIX)は大幅反落。東証プライムの売買代金は概算で2兆4506億円、売買高は同9億5877万株、値下がり銘柄数は全体の9割弱にあたる1444、値上がりは175、変わらずが26だった。業種別TOPIXでは全33業種が下落し、「鉱業」「石油・石炭」「証券」の下落が目立つ。個別では、米半導体株の大幅安を受け、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)、SCREENホールディングス(7735)など半導体株が急落し、傘下に英アームを抱えるソフトバンクグループ(9984)の下げもきつい。原油市況の急落を嫌気してINPEX(1605)や石油資源開発(1662)も売られ、三菱商事(8058)や三井物産(8031)も下落。直近上昇の目立っていたフジクラ(5803)には手仕舞い売りが広がり、8月の月次売上が好調だったファーストリテイリング(9983)は下落したものの小幅安にとどまった。半面、マーケット急落でディフェンシブ株に資金は逃避。カルビー(2229)やサッポロホールディングス(2501)、キリンホールディングス(2503)などの食料品セクターがしっかりで、花王(4452)やイオン(8267)、ヤオコー(8279)なども高い。円高方向への動きを好感してニトリホールディングス(9843)や神戸物産(3038)などの「円高メリット株」が買われ、「保有するリクルートホールディングス(6098)株売却で特別利益を計上」と発表した日鉄ソリューションズ(2327)は1%強上昇。富士ソフト(9749)は「米投資ファンドのベインキャピタルによる買収提案」を材料に急伸した。
新興市場も安く、東証グロース市場250指数は大幅反落。エヌ・ピー・シー(6255)、データセクション(3905)、アストロスケールホールディングス(186A)が下落し、雨風太陽(5616)、農業総合研究所(3541)、FFRIセキュリティ(3692)が上昇した。
更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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2024年9月4日(水)
【日経平均株価終値:37,047.61 前日比:-1,638.70 売買高概算:200074万株】
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2024年9月3日(火)
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