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市況解説 2021年12月15日(水)

2021年12月15日(水)市況解説 大引け
日経平均株価 28,459.72(+27.08)
TOPIX 1,984.10(+10.29)
東証一部売買高 99,023万株

大引け・小幅反発―割安感に着目した主力株買いが支えに

15日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発、前日比27.08円高の28459.72円で取引を終えた。米利上げ前倒し観測の広がりを受けた欧米株安や中国景気の先行き懸念が重荷となる一方、割安感に着目した主力株などへの買いが下値を支える展開となった。円相場の弱含み推移や米議会が連邦債務上限引き上げを決めたことなどが安心感を誘い、売られ過ぎを示唆するテクニカル指標などが強く意識されたためで、今晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとして膠着感が強まった後場も底堅さを示した。東証株価指数(TOPIX)も反発。東証一部売買代金は概算2兆3117億円、同売買高は概算9億9023万株で、値上がり銘柄数は全体の6割超の1317、値下がり750、変わらずが116。業種別TOPIXでは「輸送用機器」「証券」「サービス」をはじめとする24業種が上昇、「海運」「精密」「ゴム製品」など9業種は下落。トヨタ自動車(7203)が終日強く、日本電産(6594)、村田製作所(6981)などにも好影響を与えた模様。「厚生労働省が認知症薬の承認可否を審議」と報じられたエーザイ(4523)が買われ、三井ハイテック(6966)は連日で上場来高値を更新した。西松建設(1820)は伊藤忠商事(8001)との資本業務提携が好感された。反面、東京エレクトロン(8035)など半導体関連が総じて冴えず、ファーストリテイリング(9983)も指数を押し下げた。年末商戦への期待剥落でコナミホールディングス(9766)、カプコン(9697)は年初来安値を更新、レノバ(9519)は「洋上風力発電の公募選定作業に遅れ」との一部報道が嫌気された。通期業績・配当予想を引き下げたコーセル(6905)が売られ、巴工業(6309)は今期の減益見通しが失望売りを誘った。

新興市場でも、主要2指数がそろって反発。米金融イベントを前に、売り方の買い戻しが広がる展開となった。プラチナアンチエイジング(4934)、サイエンスアーツ(4412)、サーキュレーション(7379)が高く、ビジョナル(4194)、ANAP(3189)、イトクロ(6049)は安い。


2021年12月15日(水)市況解説 前引け
日経平均株価 28,409.40(-23.24)
TOPIX 1,981.21(+7.40)
東証一部売買高 50,291万株

前引け・小幅続落―米金利先高観や不冴えな中国景気指標が重荷

15日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続落、前日終値に比べて23.24円安い28409.40円で引けた。予想を上回る上昇を示した11月の米生産者物価指数(PPI)を受けて、米利上げ前倒し観測が改めて広がった欧米市場の流れを引き継ぎ、ハイテク株など高PER(株価収益率)銘柄を中心に売りが先行。朝方の売り一巡後は、米議会が連邦債務上限を引き上げる法案を可決したとの報道が投資家心理を上向かせ、主力株の一角などが買われ切り返す場面もあったが、不冴えな中国経済主要指標が重荷となり、前引けにかけて再び弱含む展開となった。東証株価指数(TOPIX)は小幅反発。東証一部売買代金は概算1兆1917億円、同売買高は概算5億291万株で、値下がり銘柄数は780と、値上がり1257を大きく下回り、変わらずが148。業種別TOPIXでは「海運」「ゴム製品」「精密」など8業種が下落、「輸送用機器」「証券」「鉄鋼」をはじめとする25業種は上昇。大手海運3社がそろって大きく売られ、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)など半導体関連も冴えない。公開買い付け(TOB)期待の剥落した関西スーパーマーケット(9919)は急落、ヤーマン(6630)は通期予想の据え置きが失望売りを呼んだ。通期見通しを下方修正したエニグモ(3665)の下げもきつい。反面、電気自動車(EV)向けの巨額投資に舵を切ったトヨタ自動車(7203)が大幅続伸、デンソー(6902)や電池関連も賑わった。メガバンクをはじめとする金融が総じて高く、リクルートホールディングス(6098)は傘下の求人検索サイト「インディード」の収益拡大期待から5日ぶりに反発。ラクス(3923)は好調な11月月次に反応、オリックス(8591)は日経平均の銘柄入れ替えに関する大和証のレポートが材料視された。新規上場のネットプロテクションズホールディングス(7383)は公開価格1450円に対し1378円の初値を付け、前引けは1158円だった。

新興市場でも高PER銘柄への売りが重荷となり、主要2指数がそろって続落。アミタホールディングス(2195)、セルソース(4880)、フレクト(4414)が売られ、日本電解(5759)、田中化学研究所(4080)、Birdman(7068)は買われた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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