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市況解説 2021年12月10日(金)

2021年12月10日(金)市況解説 大引け
日経平均株価 28,437.77(-287.70)
TOPIX 1,975.48(-15.31)
東証一部売買高 110,409万株

大引け・大幅続落―大引けにかけて下げ足を速める

10日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落し、前日比287.70円安の28437.77円で取引を終えた。12月限株価指数先物・オプション取引等の特別清算値(SQ)算出を無難通過、米ハイテク株安を受けた成長株売りも午前でいったん収まる格好となったが、大引けにかけて先物主導で下げ足を早める展開となった。米11月消費者物価指数(CPI)の発表を前に買い手控えムードが広がるなか、金融所得課税を巡る財務相発言やアジア株安が投資家心理を冷やした模様。東証株価指数(TOPIX)も続落。東証一部売買代金は概算2兆6680億円、同売買高は概算11億1409万株とメジャーSQ日としては低調で、値下がり銘柄数は全体の7割超の1607、値上がり481、変わらずが95。業種別TOPIXでは「金属製品」を除く32業種が下落、「サービス」「精密」「ゴム製品」「空運」が値下がり率上位に並んだ。ファーストリテイリング(9983)が再び下げに転じ、エムスリー(2413)は下げ幅を広げた。日産自動車(7201)、三菱自動車(7211)は「軽自動車、衝突試験の基準満たさず」との日経報道も嫌気され、上期業績好調のBガレージ(3180)は買い一巡後に手じまい売りが殺到した。SBI(8473)による公開買い付け(TOB)期限を迎えた新生銀行(8303)は朝高後ジリジリと値を下げた。反面、「電池事業の投資加速へ」との社長インタビュー記事が流れた村田製作所(6981)は小幅ながら4日続伸、パナソニック(6752)はテレビ事業の大幅縮小観測が好感された。有機EL関連として物色されている保土谷(4112)は5日続伸し3年10ヵ月ぶりの高値を付け、インドのユニコーン企業(時価総額10億ドル以上の未上場企業)に追加出資したGunosy(6047)には思惑買いが膨らんだ。三菱UFJ証が格上げした日本ハム(2282)もしっかり。

新興市場でも買い手控えムードが強まり、主要2指数がそろって続落。サイエンスアーツ(4412)、GRCS(9250)、シーズメン(3083)が売られ、ビジョナル(4194)、ANAP(3189)、ハーモニック(6324)は買われた。新規上場のフレクト(4414)は公開価格2550円に対し5810円の初値を付け、6810円まで買われて取引を終えた。


2021年12月10日(金)市況解説 前引け
日経平均株価 28,609.84(-115.63)
TOPIX 1985.47(-5.32)
東証一部売買高 63253万株

前引け・続落-欧米株安に加え、金融所得課税も意識

10日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落、前日終値に比べ115.63円安い28609.84円で引けた。9日の米株市場では、今晩発表の米消費者物価指数(CPI)など重要イベントを控えた持ち高整理の動きから主要指数がそろって反落、グロース株の下げが厳しかったことを受け、ソフトバンクグループ(9984)など指数寄与度の大きい値嵩株の売りが先行した。寄り後に一時上昇に転じる場面もあったが、与党税制大綱で金融所得課税について「総合的な検討」を明記すると伝わったことで、売り直される格好となった。東証株価指数(TOPIX)も続落。東証一部の売買代金は概算で1兆5574億円、売買高は同6億3253万株、値下がり銘柄数は全体の6割超えの1390、値上がり674、変わらず119だった。業種別TOPIXは全33業種中、「サービス」「精密」「空運」など19業種が下落し、上昇は「鉱業」「金属製品」「その他製品」など14業種。今1月期業績予想を下方修正した鎌倉新書(6184)や8-10月期最終赤字となったラクスル(4384)が大幅安、HIS(9603)は子会社でGoTo補助金の不正受給の疑いが発覚、来週の決算発表が延期される懸念もあって一時10%超え急落した。スノーピーク(7816)やエムスリー(2413)といった高PER(株価収益率)銘柄への手仕舞い売りが目立ち、大株主による保有株売却観測が報じられたリクルートHD(6098)も大きく売られた。半面、英次世代高速鉄道の車両受注を発表した日立製作所(6501)が5日ぶりに反発、好決算を発表した積水ハウス(1928)や今3月期当期利益予想を上方修正した凸版印(7911)が上昇した。ファナック(6954)、安川電(6506)など設備投資関連が朝安のあと切り返し、証券会社の投資判断引き上げが観測された日本ハム(2282)もしっかり。

新興市場は主要2指数がともに続落。アスタリスク(6522)、メルカリ(4385)、グロバルウェイ(3936)が売られ、フルヤ金属(7826)、サイエンスアーツ(4412)、FRONTEO(2158)が買われた。新規上場のフレクト(4414)は買い気配のまま寄り付いていない。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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