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市況解説 2021年11月29日(月)

2021年11月29日(月)市況解説 大引け
日経平均株価 28,283.92(-467.70)
TOPIX 1,948.48(-36.50)
東証一部売買高 153,062万株

大引け・大幅続落―後場に入り売り直される

29日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落、前週末比467.70円安の28283.92円で取引を終えた。新型コロナウイルスの変異種「オミクロン」への警戒が投資家心理を冷え込ませ、幅広い銘柄に売りが膨らむ展開となった。朝方の売り一巡後には自律反発を期待した買いで切り返す場面もあったが、岸田首相が新規の外国人の入国を停止すると発表したことをきっかけに国内経済の正常化が遠のくとの懸念が広がり、後場は改めて先物売りに押される格好となった。東証株価指数(TOPIX)も後場に入り売り直された。東証一部売買代金は概算3兆3942億円、同売買高は概算15億3062万株で、値下がり銘柄数は全体の9割超の1989に達し、値上がり159、変わらずが32。業種別TOPIXでは「海運」「その他製品」を除く31業種が下落、「空運」「陸運」「繊維」「ゴム製品」が値下がり率上位に並んだ。JAL(9201)、ANA(9202)が下げ幅を広げ、ジャムコ(7408)、東レ(3402)もつれ安した。オリエンタルランド(4661)、HIS(9603)も終日厳しく、トヨタ(7203)などは円安修正の動きが重荷となった。「ファイルサーバーへ不正アクセスが発生」と発表したパナソニック(6752)は6日続落、立会外分売の実施を決めた中越バル(3877)は10%超下落。反面、レーザーテック(6920)が急速な切り返しをみせるなど半導体関連が総じて高く、三菱UFJ証が格上げしたNEC(6701)は小幅ながら8日ぶりに反発。ブイキューブ(3681)など巣ごもり関連の一角が賑わい、ユニチャーム(8113)などマスク関連も物色された。パワー半導体への期待を背景に富士電機(6504)は年初来高値を更新した。

新興市場でも、主要2指数がそろって続落。高値圏銘柄への利食い売りが広がった東証マザーズ指数は一時3%超下落する場面があった。FRONTEO(2158)、エネチェンジ(4169)、アドベンチャ(6030)が売られ、GRCS(9250)、リボミック(4591)、アイドマホールディングス(7373)は買われた。


2021年11月29日(月)市況解説 前引け
日経平均株価 28,749.49(-5.13)
TOPIX 1,977.20(-7.78)
東証一部売買高 7,505万株

前引け・続落-大幅安スタートから一時切り返す

29日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅続落、前週末終値に比べ5.13円安い28746.49円で引けた。南アフリカで見つかった新型コロナウイルスの変異株「オミクロン」への警戒から寄り付き直後には400円超えの急落場面があったが、早々に持ち直し一時切り返した。週末の世界的株安が薄商いのなかでの過剰反応だったとの見方や、年明けにも対応ワクチンの供給が可能との米製薬大手首脳の発言が伝わり、自律反発狙いの買いが徐々に広がった。東証株価指数(TOPIX)も続落。東証一部の売買代金は概算で1兆5884億円、売買高は同7億505万株、値下がり銘柄数は全体の3分の2近い1443、値上がり643、変わらず92だった。業種別TOPIXは全33業種中、「ゴム製品」「輸送用機器」「繊維」など28業種が下落、上昇は「海運」「その他製品」「電気機器」など5業種。行動制限強化への思惑からJAL(9201)、JR各社、HIS(9603)が売られ、世界景気への悪影響や欧州での感染拡大懸念を材料に住友鉱(5713)、マツダ(7261)も厳しい。今3月期業績予想を下方修正し営業赤字転落の見通しを示したサクサ(6675)が急落して年初来安値を更新、中越パルプ工業(3877)は立会外分売の発表で需給悪化が意識された。半面、東京エレクトロン(8035)、レーザーテック(6920)が朝安のあと急速に切り返し、日本郵船(9101)はじめ海運大手はコンテナ市況が再度引き締まるとの見方が支えとなった。塩野義製薬(4507)などの医薬品や任天堂(7974)、バンナムホールディングス(7832)といった巣ごもり関連も強く、NTTデータ(9613)などDX関連の主力株もしっかり。医療のデジタル化を担うエムスリー(2413)、メドピア(6095)は米金利低下による高PER(株価収益率)株の見直し買いも追い風となった。

新興市場は主要2指数が高安まちまち、東証マザーズ指数が前引け近くに切り返した。グランド(9720)、アスタリスク(6522)、INC(7078)が売られ、中京医薬(4558)、フェローテック(6890)、JTOWER(4485)が買われた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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