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市況解説 2021年11月24日(水)

2021年11月24日(水)市況解説 大引け
日経平均株価 29,302.66(-471.45)
TOPIX 2,019.12(-23.70)
東証一部売買高 122,187万株

大引け・3日ぶり大幅反落―成長株への売り途切れず

24日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに大幅反落、22日終値に比べて471.45円安い29302.66円で取引を終えた。金融正常化が進むとの観測を背景とする米金利上昇を受けて高PER(株価収益率)銘柄が売られた米国市場の流れを引き継ぎ、値嵩ハイテク株など成長期待の高い株への売りが全体相場を押し下げる展開となった。今晩公表される11月米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録などを見極めたいとして買い手控えムードが広がるなか、仕掛け的な先物売りも膨らみ、後場に入ると560円超下げる場面があった。東証株価指数(TOPIX)は大幅続落。東証一部売買代金は概算2兆7804億円、同売買高は概算12億2187万株で、値下がり銘柄数は全体の7割超の1600に達し、値上がり486、変わらず97だった。業種別TOPIXでは「サービス」「精密」「情報・通信」をはじめとする25業種が下落、「鉱業」「石油・石炭製品」「銀行」など8業種は上昇。ソフトバンクグループ(9984)やエムスリー(2413)、東京エレクトロン(8035)が指数を押し下げ、ダイキン(6367)、富士通(6702)なども下げ幅を広げた。GMOペイメントゲートウェイ(3769)、ベイカレント(6532)などの下げもきつく、円安デメリットが意識されたハウス食品ホールディングス(2810)は連日で年初来安値を更新した。「新たに2人が骨折被害を訴え」と報じられた富士急(9010)も厳しい。反面、金融や自動車が総じて堅調に推移、ミャンマー事業の不透明感が後退したとの受け止めが広がったキリンホールディングス(2503)もしっかり。神戸地裁が統合差し止めの仮処分を下したことを受けて関西スーパーマーケット(9919)には改めてオーケーによる公開買い付け(TOB)思惑が台頭、期末配当予想を大幅増額したGSIクレオス(8101)もストップ高比例配分された。日本製鋼(5631)には次世代半導体素材への期待が継続、既存の中期経営計画を上方修正したジェイリース(7187)も買いを集めた。

新興市場でも高PER銘柄への売りが響き、主要2指数がそろって反落。東証マザーズ指数の下落率は2%を超えた。サーキュレーション(7379)、ジモティー(7082)、CCT(4371)が売られ、アスタリスク(6522)、リボミック(4591)、ホープ(6195)は買われた。新規上場のサイエンスアーツ(4412)は終日買い気配が続き、売買は成立しなかった。


2021年11月24日(水)市況解説 前引け
日経平均株価 29,436.73(-337.38)
TOPIX 2,026.71(-16.11)
東証一部売買高 63,630万株

前引け・大幅反落―米金利上昇を受けた高PER銘柄への売りが重荷

休場明け24日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落、22日終値に比べ337.38円安い29436.73円で引けた。米連邦準備理事会(FRB)議長にパウエル氏が続投する見通しとなったことを受けて、金融正常化が粛々と進むとの観測から米金利が上昇し、高PER(株価収益率)銘柄が売られた23日の米国市場の流れを引き継いだ。朝方の売り一巡後は下げ渋る場面もあったが、新規手掛かりを欠くなかで高値圏銘柄などへの手じまい売りも膨らみ、相場の重荷となった。東証株価指数(TOPIX)は続落。東証一部売買代金は概算1兆4137億円、同売買高は概算6億3630万株で、値下がり銘柄数は1343、値上がり710、変わらずが123。業種別TOPIXでは「サービス」「情報・通信」「精密」をはじめとする21業種が下落、「鉱業」「石油・石炭製品」「電気・ガス」など12業種は上昇。アドバンテスト(6857)やリクルートホールディングス(6098)、エムスリー(2413)が売られ、ソフトバンクグループ(9984)も指数を押し下げた。「半導体不足で一部のデジカメの受注を停止」と伝わったソニーグループ(6758)も冴えず、トリケミカル(4369)は山梨本社での火災事故が売り材料視された。高値圏にあるSHIFT(3697)には、利食い売りが殺到した。反面、利ザヤ改善期待を背景にメガバンクなど金融が総じて高く、トヨタ自動車(7203)など輸出関連の一角には1㌦=115円台への円安進行が追い風に働いた。原油先物相場の反発を受けて資源関連も総じて高く、住友鉱業(5713)は「電気自動車(EV)電池のレアメタル再利用」報道も好感された模様。11月月次好調の西松屋(7545)が堅調に推移、東京海上(8766)との資本業務提携を発表したバリューエイチアール(6078)も強い。

新興市場でも高PER銘柄の売りが目立ち、主要2指数がそろって反落。フェローテック(6890)、メルカリ(4385)、グローバルウェイ(3936)が売られ、GRCS(9250)、ジェイテック(2479)、JMDC(4483)は買われた。新規上場のラストワンマイル(9252)は公開価格1710円に対し2520円の初値を付け、サイエンスアーツ(4412)は買い気配のまま売買は成立しなかった。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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