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市況解説 2021年9月10日(金)

2021年9月10日(金) 市況解説 大引け
日経平均株価 30,381.84(+373.65)
TOPIX 2,091.65(+26.72)
東証一部売買高 128,600万株

大引け・大幅反発-ほぼ全面高で7ヵ月ぶり高値水準回復

10日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発、前日比373.65円高の30381.84円で取引を終え、引け値ベースでは年初来高値を付けた2月16日以来、ほぼ7ヵ月ぶりの高値水準を回復した。9日の欧米株安にもかかわらず、朝方から好業績銘柄などへの押し目買いが先行、中国本土株や香港ハンセン指数の堅調推移も安心感に繋がり、前場中ごろから一段高の動きを見せた。短期的な過熱警戒感や週末手仕舞い売りなども広がり、後場は伸び悩む場面もあったが、終盤持ち直し本日の高値で終えた。東証株価指数(TOPIX)も大幅反発し、31年ぶり高値。東証一部の売買代金は概算で3兆9283億円、売買高は同14億8600万株、値上がり銘柄数は全体の9割近い1923、値下がり222、変わらず44だった。業種別TOPIXは全33業種中、「証券」「その他金融」「化学」など29業種が上昇、下落は「空運」「電気・ガス」「医薬品」「石油・石炭製品」の4業種。信越化学工業(4063)、東京エレクトロン(8035)が上場来高値を付けるなど半導体関連が買われ、任天堂(7974)、村田製作所(6981)が後場上げ幅を広げて指数を支えた。新生銀(8303)はSBIホールディングス(8473)による株式公開買い付け(TOB)価格の2000円にサヤ寄せする格好で大量買いを集め、アドウェイズ(2489)は日本初の「Apple Serch ads Partner」に認定されたとの発表を受け、ともにストップ高比例配分となった。デクセリアルズ(4980)はテレビ番組で紹介されたことが材料視。半面、東京電力ホールディングス(9501)など電力株が反動売りに押されて下げ幅を拡大、ツガミ(6101)、DMG森精機(6141)などの工作機械株が総じて軟調だった。ニプロ(8086)はユーロ円建て転換社債型新株予約権付き社債(ソーシャルCB)の発行が嫌気され、2-7月期営業減益だったシーイーシー(9692)が急落した。ミツコシイセタン(3099)などには緊急事態宣言の延長が売り材料視され、中外製薬(4519)などディフェンシブも弱い。

新興市場は主要2指数がともに反発。HENNGE(4475)、フェローテックホールディングス(6890)、グローバルウェイ(3936)が買われ、セルソース(4880)、ベルトラ(7048)、ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)が売られた。


2021年9月10日(金) 市況解説 前引け
日経平均株価 30,347.41(+339.22)
TOPIX 2,087.08(+22.15)
東証一部売買高 81,847万株

前引け・大幅反発-好業績株物色や金融再編思惑が支えに

10日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発、前日終値に比べ339.22円高い30347.41円で引けた。9日の米株市場で主要3指数がそろって続落、景気懸念を背景とした軟調地合いを引きずる格好となったが、政策期待や好業績を支えとした日本株の先高期待は途切れず、幅広い銘柄に買いが入った。本日寄り付きの株価指数先物取引等の特別清算指数(SQ)算出を無難に通過したことや、中国株の堅調などが安心感に繋がり、前引けにかけ一段高の動きを見せた。東証株価指数(TOPIX)も反発。東証一部の売買代金は概算で2兆2205億円、売買高は同8億1847万株、値上がり銘柄数は全体の4分の3にあたる1657、値下がり430、変わらず100だった。業種別TOPIXは全33業種中、「証券」「その他金融」「銀行」など30業種が上昇し、下落は「電気・ガス」「医薬品」の2業種、「石油・石炭製品」が変わらずだった。新生銀(8303)に対し株式公開買い付け(TOB)を発表したSBIホールディングス(8473)が7%超え上昇、同社が経営再編を目論む地銀株にも買いが入った。東京エレクトロン(8035)が連日で上場来高値を更新するなど半導体関連も総じて強く、大手証券の投資判断引き上げが観測されたルネサスエレクトロニクス(6723)は8ヵ月ぶりに年初来高値を更新した。きのう今1月期業績予想の上方修正と配当増額を発表した積水ハウス(1928)や、今7月期大幅増益見通しとしたシーアールイー(3458)も上昇。半面、きのう大幅高した電力、ガス株が軒並み反落、エーザイ(4523)はアルツハイマー治療薬を共同開発する米バイオジェンのCEOが「発売当初の動きが想定より弱い」と発言、8%近く急落した。決算内容が冴えなかった鎌倉新書(6184)が大きく下げ、5-7月期大幅増益のビューティガレージ(3180)は材料出尽くしの反応となり、10%超え下押した。ネクソン(3659)は「中国当局が新作ゲームの審査を一時凍結する」との一部報道を嫌気、きのう上場来高値を付けたエアトリ(6191)は利益確定売りに押された。

新興市場は主要2指数がともに反発。BASE(4477)、ツクルバ(2978)、キャリア(6198)が買われ、すららネット(3998)、Appierグループ(4180)、ニューラルポケット(4056)が売られた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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