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市況解説 2021年8月19日(木)

2021年8月19日(木) 市況解説 大引け
日経平均株価 27,281.17(-304.74)
TOPIX 1897.19(-26.78)
東証一部売買高 107,624万株

大引け・反落-米中株安を嫌気、終盤にはトヨタが下げ幅拡大

19日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比304.74円安の27281.17円で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)による量的緩和縮小の早期化懸念などを受けた18日の米株安を嫌気して、景気敏感株や半導体関連株への手仕舞い売りが終日優勢だった。27500円を下回る水準では好業績銘柄などへの押し目買いが下値を支える動きも見られたが、終盤に「トヨタ(7203)が9月の世界生産を計画比4割減に引き下げる」との日経報道が伝わり、周辺企業も含めて一段安した。東証株価指数(TOPIX)も反落。東証一部の売買代金は概算で2兆3841億円、売買高は同10億7624万株と低調で、値下がり銘柄数は全体の8割超えの1798、値上がり331、変わらず60だった。業種別TOPIXは全33業種中、「鉄鋼」「海運」「鉱業」「輸送用機器」など31業種が下落、上昇は「医薬品」「食料品」の2業種にとどまった。日本製鉄(5401)、住友金属鉱山(5713)などの素材株や資源関連のENEOSホールディングス(5020)、三井物産(8031)が大幅安、高値圏にあった日本郵船(9101)はじめ海運大手も下げ幅を広げた。東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)が日経平均を大きく押し下げ、証券会社による目標値引き下げが伝わったコニカミノルタ(4902)も売られた。半面、大手医薬品のほか日清食品ホールディングス(2897)、NTTデータ(9613)などディフェンシブ株の一角が買われ、ラクス(3923)、メドピア(6095)といった高PER(株価収益率)株への見直し買いも継続した。わかもと製薬(4512)は「眼科手術補助剤マキュエイドについて、米ハローヘルス社とライセンス契約を締結した」としてストップ高まで上昇、オンリー(3376)はMBO(経営陣が参加する買収)を実施を発表、買い付け価格765円にサヤ寄せする展開となりストップ高比例配分で終えた。サイバーエージェント(4751)には証券会社の強気コメントが伝わった。

新興市場は主要2指数がともに反落、東証マザーズ指数は引き間際に下げに転じた。グローバルウェイ(3936)、フリー(4478)、ニューラルポケット(4056)が買われ、ニッポン高度紙工業(3891)、サーキュレーション(7379)、メルカリ(4385)が売られた。


2021年8月19日(木) 市況解説 前引け
日経平均株価 27,394.43(-191.48)
TOPIX 1909.70(-14.27)
東証一部売買高 49,097万株

前引け・反落-下げ渋り感示すも、中国株安を警戒

19日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日終値に比べ191.48円安い27394.43円で引けた。7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で年内のテーパリング(量的緩和の縮小)開始が適切との見方が示され、18日の米主要株価指数がそろって続落した流れを引き継いだ。内外でのコロナ感染拡大に伴う景気懸念も意識され、景気敏感株中心に売りが先行、220円超えの大幅安から一時下げ渋る場面を示しつつも、中国株の下押しで再度売り直される格好となった。東証株価指数(TOPIX)も反落。東証一部の売買代金は概算で1兆533億円、売買高は同4億9097万株、値下がり銘柄数は全体の6割超えの1410、値上がり664、変わらず106だった。業種別TOPIXは全33業種中、「医薬品」「情報・通信」を除く31業種が下落、「鉄鋼」「鉱業」「石油・石炭製品」「非鉄金属」などが値下がり率の上位に並んだ。三井物産(8031)、INPEX(1605)などが商品市況安を嫌気して下落、半導体関連の東京エレクトロン(8035)、スクリーンホールディングス(7735)には証券会社の投資判断引き下げも響いた。明治海運(9115)、スノーピーク(7816)など直近高値を付けた銘柄群への利益確定売りも継続、マネックスグループ(8698)は米暗号通貨取引所のコインベースが日本市場に参入するとして、競争激化が懸念された。半面、コロナ治療薬の増産を検討と伝わった中外製薬(4519)や、東南アジアでコロナ向けワクチン治験を開始すると報じられた塩野義製薬(4507)をはじめ医薬品株が軒並み上昇、バイオ医薬品の受託製造を米国で手掛ける富士フイルムホールディングス(4901)は連日で上昇来高値を更新した。グレイステクノロジー(6541)、エムスリー(2413)など高PER(株価収益率)銘柄の見直し買いは継続し、中期経営計画で新規出店ペースを加速すると伝わった良品計画(7453)も高い。山崎製パン(2212)には大手証券の強気判断が観測された。

新興市場は主要2指数が高安まちまち。弁護士ドットコム(6027)、ビザスク(4490)、BASE(4477)が買われ、フェローテックホールディングス(6890)、トレンダーズ(6069)、プロルート丸光(8256)が売られた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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