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市況解説 2021年8月10日(火)

2021年8月10日(火) 市況解説 大引け
日経平均株価 27,888.15(+68.11)
TOPIX 1936.28(+6.94)
東証一部売買高 108759万株

大引け・3日続伸-28000円近辺では戻り待ちの売り膨らむ

10日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸、3連休前の6日終値に比べ68.11円高の27888.15円で取引を終えた。米雇用統計の予想を上回る堅調さや本邦企業業績の上振れ傾向を支えとして出遅れ感の強い銘柄を中心に見直し買いが入った。朝方には先物買い戻しを巻き込みながら300円超えの上昇場面があった一方で、後場には戻り待ちの売りに押され一時下落に転じるなど神経質な値動きが続き、終盤には中国・上海総合指数が上げ幅を広げるなか、再度持ち直した。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸。東証一部の売買代金は2兆6076億円、売買高は同10億8759万株、値上がり銘柄数は全体の6割近い1311、値下がり790、変わらず88だった。業種別TOPIXは全33業種中、「空運」「医薬品」「陸運」など20業種が上昇し、下落は「その他製品」「非鉄金属」「石油・石炭製品」など13業種。肺がん患者向け二次治療分野での治験結果が良好だった第一三共(4568)やコロナ向け飲み薬の開発に注力する塩野義製薬(4507)など大手医薬品が総じて堅調で指数を支えた。米金利上昇を好感してメガバンクや保険株も総じて強く、チャーム・ケア・コーポレーション(6062)は今6月期の業績見通しや配当計画が市場予想を上回ったとしてストップ高まで買われた。昼休み中に好調な4-6月期決算を発表したインターネットイニシアティブ(3774)が上げ幅を広げ、ラウンドワン(4680)、エイチ・アイ・エス(9603)や電鉄各社などコロナの悪影響をひきずる内需株が終日堅調地合いを維持した。半面、住友金属鉱山(5713)、三菱マテリアル(5711)など非鉄株の一角が下げ幅を拡大、12時に今12月期予想を引き上げた星光PMC(4963)は伸び率鈍化を嫌気して下げに転じた。6日に発表した4-6月期が減益となったりらいあコミュニケーションズ(4708)や今12月期見通しを赤字とした大幸薬品(4574)が大幅安、本日午後に4-6月期営業減益と発表した大和ハウス工業(1925)が大幅安に転じた。

新興市場は主要2指数がともに上昇。ベイシス(4068)、芝浦電子(6957)、アンジェス(4563)が買われ、田中化学研究所(4080)、コラントッテ(7792)、ヘリオス(4593)が売られた。


2021年8月10日(火) 市況解説 前引け
日経平均株価 27,905.73(+85.69)
TOPIX 1940.06(+10.72)
東証一部売買高 55745万株

前引け・続伸―一時28000円台を回復する場面も

10日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前週末終値に比べて85.69円高い27905.73円で引けた。6日に発表された米雇用統計を受けて米景気安心感が広がるなか、本邦主要企業の業績回復を好感した買いが膨らむ展開となった。円相場が1ドル=110円台前半に弱含んでいることも追い風となり、節目の28000円を回復する場面もあったが、前引けにかけては中国株安が重荷となり伸び悩んだ。東証株価指数(TOPIX)も伸び悩み。東証一部売買代金は概算1兆3484億円、同売買高は概算5億5745万株で、値上がり銘柄数は全体の7割近い1524、値下がり547、変わらずが111。業種別TOPIXでは「空運」「陸運」「医薬品」をはじめとする27業種が上昇、「その他製品」「非鉄」「金属製品」など6業種は下落。通期見通しを引き上げた三井金属(5706)、DOWA(5714)が急伸、TOWA(6315)は四半期受注高が過去最高を記録したことなどが材料視された。NTT(9432)は自社株買いの実施が評価され、ミズノ(8022)、デサント(8114)といったスポーツ用品大手の一角も強い。反面、レーザーテック(6920)は今22.6期見通しが失望売りを誘い、通期見通しを据え置いた住友金属鉱山(5713)も厳しい。スイッチ減速への警戒が拭えない任天堂(7974)は約1年ぶりの安値を付け、4-6月期大幅増益のシスメックス(6869)には中国での事業リスクの高まりを指摘する声が聞かれた。クックパッド(2193)は5日続落し、上場来安値を更新。

新興市場でも、好業績銘柄への買いが目に付く展開となり、主要2指数がそろって上昇。ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)、フルヤ金属(7826)、グローバルウェイ(3936)が買われ、BASE(4477)、NexTone(7094)、アイビー化粧品(4918)は売られた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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