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市況解説 2021年7月8日(木)

2021年7月8日(木) 市況解説 大引け
日経平均株価 28,118.03(-248.92)
TOPIX 1920.32(-17.36)
東証一部売買高 114405万株

大引け・続落-後場も閑散のなか膠着感

8日の東京株式市場で日経平均株価は続落、前日比248.92円安の28118.03円と6月21日以来の安値水準で取引を終えた。欧米景気のスローダウン懸念や、内外での新型コロナウイルス変異株の拡大が重荷となり、後場も安値圏で冴えない展開が続いた。本日午前、政府が専門家でつくる基本的対処方針分科会に東京都の緊急事態宣言を発令する方針を示したことや、株価指数絡みの短期需給悪思惑も、日本株独自のネガティブ要因として意識された。東証株価指数(TOPIX)も続落。東証1部の売買代金は概算で2兆6089億円、売買高は同11億4405万株、値下がり銘柄数は全体の85%相当の1849、値上がり276、変わらず67だった。業種別TOPIXは全33業種中、「機械」を除く32業種が下落し、「鉱業」「その他製品」「空運」「その他金融」などが値下がり率の上位に並んだ。INPEX(1605)や日本製鉄(5401)など商品市況関連が下げ幅を拡大、朝高で始まって商船三井(9104)はじめ海運株は下げに転じた。任天堂(7974)などゲーム関連も一段安、巣ごもり反動による業績懸念を指摘する声も聞かれた。ロイヤルホールディングス(8179)など外食関連も弱く、大黒天物産(2791)は今5月期の減益予想が嫌気された。半面、日立製作所(6501)、富士フイルムホールディングス(4901)など主力株の一角は後場もしっかり、好決算のOSG(6136)も終日堅調だった。緊急事態宣言の再発令観測のなか、行動制限下で健闘した神戸物産(3038)が業績期待を支えに上場来高値を更新、協和キリン(4151)は昨日東証から発表された浮動株比率変更に伴い買い需要が発生するとの思惑が浮上、ネクステージ(3186)には証券会社のポジティブな投資判断が伝わった。

新興市場は主要2指数がともに売られ、日経ジャスダック平均が続落、東証マザーズ指数は4日続落で終えた。アンジェス(4563)、AIinside(4488)、アイビー化粧品(4918)が売られ、ステムセル研究所(7096)、ファブリカコミュニケーションズ(4193)、プラスアルファ・コンサルティング(4071)が買われた。


2021年7月8日(木) 市況解説 前引け
日経平均株価 28,212.17(-154.78)
TOPIX 1933.29(-4.39)
東証一部売買高 49321万株

前引け・続落-緊急事態宣言再発令を警戒

8日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落、前日終値に比べ154.78円安い28212.17円で引けた。7日の米市場で10年国債利回りが一時1.2%台と約2ヵ月ぶり水準に低下するなど、引き続き景気のスローダウンが意識されるなか、国内では東京都などで緊急事態宣言が再発令される方針が伝わり、一段のムード悪化に繋がった。中国テック企業への中国当局の規制強化警戒から米半導体が下落したことも重荷となった。東証株価指数(TOPIX)も続落。東証1部の売買代金は概算で1兆987億円、売買高は同4億9321万株と低調で、値下がり銘柄数は1202、値上がり846、変わらず129だった。業種別TOPIXは全33業種中、「鉱業」「空運」「その他製品」など24業種が下落、上昇は「海運」「機械」「保険」など9業種。東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)が弱く、ファーストリテイリング(9983)も日経平均を押し下げた。行動制限の長期化観測からANA(9202)、エイチ・アイ・エス(9603)が売られ、3-5月期営業減益のウエルシアホールディングス(3141)、前5月期業績を下方修正したSansan(4443)が大幅安した。半面、「電気自動車(EV)の航続距離が5割伸ばせる省エネ性能が高い空調用冷媒を開発」と報じられたダイキン工業(6367)が上昇、日立製作所(6501)、日本電産(6594)、富士フイルム(4901)など主力株の一角にも買いが入った。3-5月業績が市場予想を上回ったイオン(8267)が強く、ユーグレナ(2931)は「バイオ燃料の利用推進で鉄道・運輸機構と包括提携した」との発表が好感された。商船三井(9104)はじめ大手海運や鉄鋼株が買われ、マツダ(7261)には証券会社の投資判断引き上げ観測が伝わった。

新興市場は主要2指数がともに下落。シンバイオ製薬(4582)、ティーケーピー(3479)、FRONTEO(2158)が売られ、BCC(7376)、ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)、メルカリ(4385)が買われた。新規上場のコラントッテ(7792)は公開価格1100円に対し、1385円で初値を付けた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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