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市況解説 2021年6月28日(月)

2021年6月28日(月) 市況解説 大引け
日経平均株価 29,048.02(-18.16)
TOPIX 1965.67(+3.02)
東証一部売買高 87073万株

大引け・小反落―値嵩ハイテク株や高PER銘柄の下げが響く

28日の東京株式市場で日経平均株価は小幅ながら3日ぶりに反落、前週末比18.16円安の29048.02円で取引を終えた。米景気安心感のさらなる広がりが安心感を誘う一方、米金利上昇を嫌気した値嵩ハイテク株や高PER(株価収益率)銘柄への売りが重荷となり、冴えない展開となった。今週相次ぐ日米の重要経済指標を見極めたいとして様子見を決め込む投資家が多いことも、上値の重さにつながったとみられるが、配当再投資への思惑などから節目の29000円を割り込むレベルでは押し目買いが入り下げ渋った。東証株価指数(TOPIX)は小幅続伸。東証一部売買代金は概算1兆9680億円、同売買高も概算8億7073万株と低調。値下がり銘柄数は624と、値上がり1466を大きく下回り、変わらず102だった。業種別TOPIXでは「鉱業」「精密」「空運」など13業種が下落、「鉄鋼」「海運」「小売」をはじめとする20業種は上昇。東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)、エムスリー(2413)が終日冴えず、投資ファンドの保有比率低下が明らかになったリコー(7752)は一時5%超下落_する場面があった。流動性の向上等を目的に株式売り出しの実施を決めたクイック(4318)の下げもきつく、アコム(8572)にはクレディスイス証券の格下げが観測された。and factory(7035)は引き続き今8月期見通しの引き下げが嫌気された模様。反面、ファーストリテイリング(9983)が指数を支え、日立製作所(6501)、富士通(6702)は連日で年初来高値を更新。アシックス(7936)は米ナイキ株の急騰が刺激材料となり、ぐるなび(2440)には楽天グループ(4755)との協業への期待が台頭。

新興市場では、主要2指数がそろって上昇。東証マザーズ指数は5日続伸となった。日本電解(5759)、ペイロール(4489)、大泉製作所(6618)が買われ、オンコリスバイオファーマ(4588)、アイ・パートナーズフィナンシャル(7345)、ベイシス(4068)は売られた。


2021年6月28日(月) 市況解説 前引け
日経平均株価 28,984.93(-81.25)
TOPIX 1961.88(-0.77)
東証一部売買高 42833万株

前引け・反落-景気敏感株しっかりも上値重い

28日午前の東京株式市場で日経平均株価は小反落、前週末終値に比べ81.25円安い28984.93円で引けた。米金利の上昇を受けて25日の米株市場でハイテク株への利益確定売りが広がった流れを引き継ぎ、半導体関連はじめ指数寄与度の大きい値嵩株への手仕舞い売りが上値を抑えた。世界経済への安心感を支えに、鉄鋼や海運などの景気敏感株を中心に業績期待の物色姿勢は継続、下値の堅さは維持されているものの、前引け間際に29000円を割り込んだ。東証株価指数(TOPIX)も小反落。東証一部の売買代金は概算で9518億円、売買高は同4億2833万株と低調で、値下がり銘柄数791、値上がり1274、変わらず125だった。業種別TOPIXは全33業種中、「鉱業」「倉庫・運輸関連」「パルプ・紙」など18業種が下落し、上昇は「鉄鋼」「海運」「小売」など15業種。東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)が売られ、エムスリー(2413)などの高PER(株価収益率)銘柄の軟調も目に付いた。エーザイ(4523)はアルツハイマー治療薬の米承認を巡り、米議員が調査するとの一部報道を嫌気、外資系証券による投資判断引き下げも観測された。大真空(6962)も格下げ観測が伝わり、アイモバイル(6535)は株式売り出し発表が嫌気された。半面、日本製鉄(5401)、日本郵船(9101)が買われ、メガバンクもしっかり。「米コンビニ・スピードウェイの買収に関し米当局の承認を得た」と発表したセブン&アイ・ホールディングス(3382)が大幅高で約5年4ヵ月ぶりの高値を付け、塩野義製薬(4507)は開発中の新型コロナウイルス向けワクチンについて、来年1月からの生産・供給量を年間6000万人へ倍増するとの社長コメントが好感された。再生エネルギー関連のイーレックス(9517)、タケエイ(2151)がともに年初来高値を更新した。

新興市場は主要2指数はともに続伸。MTG(7806)、オキサイド(6521)、Enjin(7370)が買われ、出前館(2484)、ステムセル研究所(7096)、フェローテックホールディングス(6890)が売られた。新規上場のコンフィデンス(7374)は公開価格1760円に対し2911円で寄り付いた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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