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市況解説 2021年3月8日(月)

2021年3月8日(月) 市況解説 大引け
日経平均株価 28,743.25(-121.07)
TOPIX 1893.58(-2.60)
東証一部売買高 151102万株

大引け・続落―米長期金利上昇や期末需給への警戒広がる

8日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落、前週末比121.07円安の28743.25円で取引を終えた。米景気安心感の広がりを背景に買いが先行、400円近く上昇する場面もあったが、その後は売りに押される展開となった。米長期金利上昇を警戒して、米株先物やアジア主要株価が下げに転じたことが重荷となったほか、週末に株価指数先物・オプション取引等の特別清算値(SQ)算出を控え、持ち合い解消や年金の持ち高調整目的の売りが意識されたことなども響いた模様。東証株価指数(TOPIX)は反落。東証一部売買代金は概算2兆9862億円、同売買高は概算15億1102万株で、値下がり銘柄数は889と、値上がり1211を下回り、変わらずが94。業種別TOPIXでは「その他製品」「電気機器」「ゴム製品」など12業種が下落、「鉱業」「鉄鋼」「石油・石炭製品」など21業種は上昇。日本電産(6594)やエムスリー(2413)が高寄り後間もなく下げに転じるなどグロース(成長)株が大きく売られ、ソフトバンクグループ(9984)も指数を押し下げた。オリエンタルランド(4661)、エイチ・アイ・エス(9603)といったレジャー関連も厳しく、NTTデータ(9613)やイーレックス(9517)には利食い売りが嵩んだ。反面、5ヵ年計画を発表した日本製鉄(5401)は一時5%超上昇、通期業績・配当予想を引き上げたアイル(3854)の上げも目に付く。中国家電大手との業務提携を発表した象印マホービン(7965)が底堅く、SMBC日興証券の格上げが観測されたJ.フロント リテイリング(3086)は1年ぶりの高値を付けた。

新興市場では、主要2指数が高安まちまち。日経ジャスダック平均が小幅ながら続伸した一方、高PER(株価収益率)銘柄への売りが重荷となった東証マザーズ指数は大幅続落となった。シンバイオ製薬(4582)、イグニス(3689)、ニレコ(6863)が買われ、BASE(4477)、ロゼッタ(6182)、coly(4175)は売られた。


2021年3月8日(月) 市況解説 前引け
日経平均株価 28,926.03(+61.71)
TOPIX 1904.86(+8.68)
東証一部売買高 80767万株

前引け・反発-米株高、円安を支えとなるも伸び悩み

8日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発、前週末終値に比べ61.71円高い28926.03円で引けた。5日に発表の2月米雇用統計の良好な結果や、米追加経済対策の成立期待の高まりを背景に、景気敏感株を中心に幅広い銘柄で買いが先行した。1ドル=108円台前半の円安や時間外取引での米株先物の堅調も支えとなったが、高く寄り付いた後は方向感の乏しい展開が続き、前引けにかけてやや失速感も見せた。米金利上昇への警戒感は残存するうえ、日米欧の金融政策会合を今来週に控え様子見ムードも根強いようだ。東証株価指数(TOPIX)は続伸。東証1部の売買代金は概算で1兆4660億円、売買高は同8億767万株、値上がり銘柄数は全体の6割超えの1341、値下がり736、変わらず117だった。業種別TOPIXは全33業種中、「鉱業」「鉄鋼」「石油・石炭製品」など27業種が上昇し、下落は「その他製品」「ゴム製品」「電気機器」などの6業種。原油先物価格が2年ぶりの高値水準に上昇するなか、国際石油開発帝石(1605)、ENEOSホールディングス(5020)が大きく買われ、神戸製鋼所(5406)、DOWAホールディングス(5714)など素材株にも強いものが目立った。米モデルナ製ワクチンの製造販売承認を申請した武田薬品工業(4502)をはじめとして医薬品が軒並み上昇、金融株やキヤノン(7751)といった出遅れ株への見直し買いも広がった。好決算を発表したティーライフ(3172)も急伸。半面、米ハイテク株への警戒もあって日本電産(6594)、村田製作所(6981)などの電子部品株が安く、ニトリホールディングス(9843)、任天堂(7974)への利益確定売りも継続した。今7月期上期営業赤字だったファーマフーズ(2929)が売られ、先週急伸したリコー(7752)が利益確定売りに押された。

新興市場は主要2指数が高安まちまち、日経平均等の上昇で投資家心理が改善し、直近上場銘柄などに買いが入ったが、前引けにかけ手仕舞い売りが加速した。QDレーザ(6613)、アンジェス(4563)、ウェルスナビ(7342)が買われ、テラ(2191)、ミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)、JTOWER(4485)が売られた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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