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市況解説 2021年3月4日(木)

2021年3月4日(木) 市況解説 大引け
日経平均株価 28,930.11(-628.99)
TOPIX 1884.74(-19.80)
東証一部売買高 128561万株

大引け・大幅反落-アジア株安で一段安も終盤下げ渋り

4日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落、前日比628.99円安の28930.11円と先月26日以来の29000円割れで取引を終えた。金利上昇を嫌気して米ハイテク株への手仕舞い売りが再燃し投資家心理が一段と悪化、国内では3月決算期末特有の需給悪も意識されるなか、後場も軟調地合いが継続した。今晩の米市場への警戒から一時850円近く下押す場面もあったが終盤はやや下げ渋った。東証株価指数(TOPIX)も大幅反落。東証1部の売買代金は概算で2兆7612億円、売買高は同12億8561万株、値下がり銘柄数は全体の6割弱の1295、値上がり787、変わらず112だった。業種別TOPIXは全33業種中、「非鉄金属」「情報・通信」「その他製品」など26業種が下落、上昇は「海運」「不動産」「銀行」など7業種。ファーストリテイリング(9983)、ソフトバンクグループ(9984)が大きく下押し、この2社で日経平均を300円超え押し下げた。東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)など半導体関連が終日冴えず、トヨタ自動車(7203)はじめ自動車株が後場下げ足を速める場面もあった。メディカル・データ・ビジョン(3902)など割高感のある成長株への売りも継続、参天製薬(4536)は連日で昨年来安値を更新した。半面、発行済株式数の20%超えの自社株取得枠設定を発表したリコー(7752)がストップ高比例配分となり、花王(4452)、ユニチャーム(8113)など出遅れ感の強い銘柄への押し目買いを誘った。株式分割を発表したスターゼン(8043)が買われ、証券会社の強気判断が伝わったJVCケンウッド(6632)、日東紡(3110)もしっかり。第一稀元素化学工業(4082)は連日の大幅高で昨年来高値を更新した。

新興市場では主要2指数がともに下落、東証マザーズ指数は大幅に続落し今年の安値を下回った。イグニス(3689)、出前館(2484)、coly(4175)が売られ、JMDC(4483)、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(7774)、ベクター(2656)が買われた。


2021年3月4日(木) 市況解説 前引け
日経平均株価 29,004.41(-554.69)
TOPIX 1880.59(-23.95)
東証一部売買高 62021万株

前引け・大幅反落-米ハイテク売りを嫌気して一時29000円割れ

4日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落、前日終値に比べ554.69円安い29004.41円で引けた。3日の米市場ではワクチン普及期待を背景とした長期金利上昇を警戒しハイテク株売りが加速、ナスダック総合指数が約2ヵ月ぶりの安値を付けるなど一段と調整ムードが広がった。東京市場でも半導体関連を中心に幅広い銘柄に売りが先行、中国はじめアジア市場の軟調スタートを受けてじりじりと下げ幅を拡大し、前引け間際には節目の29000円を割り込む場面もあった。東証株価指数(TOPIX)も反落。東証1部の売買代金は概算で1兆2479億円、売買高は同6億2021万株、値下がり銘柄数は全体の8割近い1724、値上がり377、変わらず91だった。業種別TOPIXは全33業種中、「非鉄金属」「情報・通信」「その他製品」など29業種が下落、上昇は「海運」「不動産」「水産」「その他金融」の4業種。米ハイテク株との連動性の強いソフトバンクグループ(9984)は、出資先の英グリーンシル・キャピタルの経営不安説も重なって5%超え急落、主要製品の値下げを発表したファーストリテイリング(9983)の大幅安も日経平均を押し下げた。東京エレクトロン(8035)、日本電産(6594)、ソニー(6758)といった輸出関連の主力株や、ニッケル価格急落を嫌気して住友金属鉱山(5713)はじめ非鉄も安く、首都圏の緊急事態宣言延長の観測が伝わるなかレジャー関連のエイチ・アイ・エス(9603)、オープンドア(3926)も売られた。半面、バルチック海運指数の大幅高を好感して商船三井(9104)など海運株が軒並み高、東京海上ホールディングス(8766)、東ソー(4042)など景気敏感株には堅調な動きも目に付いた。イーレックス(9517)は今3月期業績予想を大幅に上方修正して一時13%超え急伸、容量世界最大級の全固体電池を開発、と報じられた日立造船(7004)はストップ高まで買われた。平和(6412)には証券会社の投資判断引き上げが観測された。

新興市場は主要2指数がともに下落。高PER(株価収益率)の成長期待銘柄への手仕舞い売りが引き続き重荷となった。BASE(4477)、メルカリ(4385)、アピリッツ(4174)が売られ、ロゼッタ(6182)、室町ケミカル(4885)、Kudan(4425)が買われた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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