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市況解説 2020年12月17日(木)

2020年12月17日(木) 市況解説 大引け
日経平均株価 26,806.67(+49.27)
TOPIX 1792.58(+5.75)
東証一部売買高 114095万株

大引け・続伸―米金融緩和が長期化することへの安心感広がる

17日の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日比49.27円高の26806.67円で取引を終えた。感染拡大に伴う景気懸念が改めて意識される一方、米金融緩和が長期化することへの安心感がせめぎ合う展開となった。後場に入ると、東京の新規感染者数の増加が重荷となる場面もあったが、時間外取引における米株先物や中国・上海総合指数の堅調推移を支えにプラス圏の推移が定着した。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、年初来高値を更新した。東証一部売買代金は概算2兆5456億円、同売買高は概算11億4095万株で、値上がり銘柄数は849と、値下がり1253を大きく下回り、変わらずが82。業種別TOPIXでは「その他製品」「情報・通信」「海運」など11業種が上昇、「空運」「鉄鋼」「陸運」をはじめとする22業種は下落。ソフトバンクグループ(9984)や東京エレクトロン(8035)が上げ幅を拡大、SMBC日興証券の強気レポートを受けて6日ぶりに反発したリクルートホールディングス(6098)も指数を押し上げた。社長のテレビ出演を手掛かりに神戸物産(3038)は3日ぶりに急反発、仮想通貨の高騰を受けてセレス(3696)やマネックスグループ(8698)が値を飛ばした。「ロボット用省エネ半導体を開発、量産へ」と報じられたローム(6963)が買われ、介護報酬の引き上げを受けてN・フィールド(6077)なども賑わった。反面、JR東日本(9020)やANA(9202)が一段安、三菱重工業(7011)は利食い売りに押され7日ぶりに反落した。「出資先の米社製全固体電池、急速充電に課題」と報じられた三桜工業(6584)や、「アビガン」関連の三谷産業(8285)は厳しい下げに見舞われた。

新興市場では、主要2指数がそろって3日ぶりに反発。IPOラッシュが刺激材料となり、巣ごもり関連やデジタル化関連への物色が広がった。マクアケ(4479)、バルミューダ(6612)、出前館(2484)が買われ、エヌ・ピー・シー(6255)、SEMITEC(6626)、田中化学研究所(4080)は売られた。マザーズ市場に新規上場したビートレンド(4020)、プレイド(4165)、かっこ(4166)は買い気配のまま初値は付かなかった。


2020年12月17日(木) 市況解説 前引け
日経平均株価 26,754.79(-2.61)
TOPIX 1788.02(+1.19)
東証一部売買高 56608万株

前引け・小反落-前日終値を挟んで膠着商状

17日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅反落、前日終値に比べ2.61円安い26754.79円で引けた。米11月小売売上高の悪化から16日の米株市場で景気敏感株が売られた流れを引き継ぎ、鉄鋼や非鉄など世界景気の影響を受けやすい銘柄への戻り待ちの売りが上値を抑えた。一方で米連邦公開市場委員会(FOMC)が量的緩和の長期化を表明したことなどから主力ハイテク株の一角が強く下値を支えた。東証株価指数(TOPIX)は続伸。東証1部の売買代金は概算で1兆2637億円、売買高は同5億6608万株、値下がり銘柄数は1375、値上がり710、変わらず97だった。業種別TOPIXは全33業種中、「空運」「鉄鋼」「建設」など24業種が下落、上昇は「その他製品」「海運」「情報・通信」など9業種。富士フイルム(4901)は「アビガンの有効性判断は困難」との国の審査報告書がまとまったと伝わり、ネットワンシステムズ(7518)は過年度決算の訂正を正式に発表、手仕舞い売りに押された。直近急伸した東邦アセチレン(4093)は反動売りが加速、アダストリア(2685)は韓国事業撤退の発表が響いた。半面、ソニー(6758)が一時1万円の大台に乗せ、2001年5月以来の水準を回復、任天堂(7974)は小安く寄り付いたあと急速に切り返し、4%超え上昇した。ソフトバンクグループ(9984)、東京エレクトロン(8035)など指数寄与度の大きい主力株が日経平均を押し上げ、塩野義製薬(4507)はコロナワクチンの治験開始発表が好感された。今期業績予想を上方修正した三菱マテリアル(5711)や、自社株買い観測が報じられたかんぽ生命保険(7181)など材料の出た割安株への見直し買いも目に付いた。2部新規上場のオーケーエム(6229)は公開価格1220円に対し1300円で寄り付いた。

新興市場は主要2指数がともに反発。BASE(4477)、AIinside(4488)、サンバイオ(4592)が買われ、モダリス(4883)、スタメン(4019)、ITbookホールディングス(1447)が売られた。ジャスダック上場のリベルタ(4935)は公開価格1200円に対し2120円で寄り付いたがマザーズ上場の3社はいずれも買い気配のまま前場を終えた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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