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市況解説 2020年11月10日(火)

2020年11月10日(火) 市況解説 大引け
日経平均株価 24,905.59(+65.75)
TOPIX 1700.80(+18.90)
東証一部売買高 206535万株

大引け・6日続伸―短期過熱警戒で後場は伸び悩み

10日の東京株式市場で日経平均株価は6日続伸、前日比65.75円高の24905.59円で取引を終えた。米国における新型コロナのワクチン開発進展報道を受けて、世界景気の先行き懸念が和らぎ、リスク選好ムードが一段と強まる展開となった。寄り付きから節目の25000円台を回復し短期的な過熱警戒感がくすぶるなか、昼休み中に米株先物が下げ幅を広げたことが重荷となり、後場に入ると下げに転じる場面もあったが、14時に発表された10月景気ウォッチャー調査の改善を支えに値を保った。東証株価指数(TOPIX)は大幅に6日続伸。出遅れた向きの根強い押し目買い意欲を映じて、東証一部売買代金は概算4兆746億円と5月29日以来の水準に膨らみ、同売買高も概算20億6535万株に達した。値上がり銘柄数は1337、値下がり788、変わらず54。業種別TOPIXでは「空運」「陸運」「鉱業」をはじめとする26業種が上昇、「その他製品」「情報・通信」「精密」など7業種は下落。景気敏感株が売り方の買い戻しを巻き込んで軒並み上昇、客足復調への思惑も手伝ってオリエンタルランド(4661)は約10ヵ月ぶりに上場来高値を更新した。通期見通しを引き上げたビジョン(9416)はストップ高、自社株買いの実施を発表した安藤ハザマ(1719)も一時ストップ高まで買い進まれた。鳥居薬品(4551)には大和証の格上げが観測され、日本アジアグループ(3751)、よみうりランド(9671)はそれぞれ公開買い付け(TOB)価格にサヤ寄せした。反面、ソフトバンクグループ(9984)、ファーストリテイリング(9983)が下げ幅を広げ、オンライン診療に絡むエムスリー(2413)、メディカル・データ・ビジョン(3902)の下げがきつい。浜松ホトニクス(6965)は市場予想を下回った今21.9期見通しが嫌気され、1-9月期大幅増益のアース製薬(4985)は通期予想を据え置いたことで失望売りを招いた。サイバー犯罪グループに脅迫を受けていることが明らかになったカプコン(9697)は急落。

新興市場では、主要2指数がそろって反落。巣ごもり・DX関連への手じまい売りが殺到し、東証マザーズ指数は6%超下落した。弁護士ドットコム(6027)、すららネット(3998)、出前館(2484)が安く、不二硝子(5212)、日本エマージェンシーアシスタンス(6063)、アズーム(3496)は高い。


2020年11月10日(火) 市況解説 前引け
日経平均株価 25,108.21(+268.37)
TOPIX 1710.00(+28.10)
東証一部売買高 108725万株

前引け・大幅続伸-ワクチン開発の進展期待で一段高

10日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸、前日終値に比べ268.37円高い25108.21円で引けた。米製薬大手ファイザーと独ビオンテックが共同開発中の新型コロナウイルス向けワクチンで高い有効性を示すデータが発表され、経済正常化期待から一気にリスク選好ムードが強まり、10日の欧米市場で大きく株高が進んだ。日経平均は約29年ぶりに25000円台を回復して始まったが、きのうまでの5連騰で1800円超え上昇していることもあって、高値圏銘柄などに利益確定売りが膨らみやや伸び悩んだ。東証株価指数(TOPIX)も大幅続伸。東証1部の売買代金は概算で2兆991億円、売買高は同10億8725万株、値上がり銘柄数は全体の6割強の1388、値下がり727、変わらず62だった。業種別TOPIXは全33業種中、「その他製品」「情報・通信」を除く31業種が上昇し、「空運」「鉱業」「保険」「陸運」などが値上がり率の上位に並んだ。経済再開の本格化期待からJR3社やJAL(9201)が急伸、旅行関連のエイチ・アイ・エス(9603)、寿スピリッツ(2222)は一時ストップ高まで買われた。景気敏感株の日本製鉄(5401)、ファナック(6954)が強く、東京海上ホールディングス(8766)などの金融株にも軒並み見直し買いが入った。今12月期業績予想を上方修正したヤマハ発動機(7272)は23%上昇。半面、巣ごもり需要を背景に買われてきた任天堂(7974)、オイシックス・ラ・大地(3182)が売られ、デジタル化関連のブイキューブ(3681)、メディカル・データ・ビジョン(3902)が急落した。昨日好調な決算を発表したソフトバンクグループ(9984)も米ハイテク株の下落を嫌気され、軟調に推移した。

新興市場は主要2指数がともに反落、巣ごもり消費やDX関連の高値圏銘柄に手仕舞い売りが膨らんだ。BASE(4477)、ラクス(3923)、フリー(4478)が売られ、Retty(7356)、ホープ(6195)、ティーケーピー(3479)が買われた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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