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市況解説 2020年10月29日(木)

2020年10月29日(木) 市況解説 大引け
日経平均株価 23,331.94(-86.57)
TOPIX 1610.93(-1.62)
東証一部売買高 101237万株

大引け・4日続落-海外懸念後退、後場も底堅さ示す

29日の東京株式市場で日経平均株価は4日続落、前日比86.57円安の23331.94円で取引を終えた。主要企業の好調決算が相次ぐなか、中国株はじめ海外市場の持ち直しも支えとなり、後場も徐々に下げ幅を縮める展開を維持した。もっとも今晩の欧州中央銀行(ECB)理事会や米主要ハイテク企業の決算発表を控えて、持ち高を傾けづらいムードも継続、上値の重さも残った。東証株価指数(TOPIX)は一時上昇に転じる場面を見せたが小幅に4日続落。東証1部の売買代金は概算で2兆956億円、売買高は同10億1237万株、値下がり銘柄数は全体の6割強の1330、値上がり747、変わらず100だった。業種別TOPIXは全33業種中、「証券」「陸運」「石油・石炭製品」など24業種が下落、上昇は「電気機器」「輸送用機器」「不動産」など9業種。ソフトバンクグループ(9984)、ファーストリテイリング(9983)が指数を押し下げ、午後に不振決算を発表したトラスコ中山(9830)が一段安、日水製薬(4550)は配当予想の減額と株主優待制度の廃止が嫌気された。昨日急伸したさくらインターネット(3778)や直近賑わった岩谷産業(8088)には利益確定売りが重荷となった。半面、今3月期見通しを上方修正した三菱電機(6503)、NECネッツエスアイ(1973)が後場上げ幅を拡大、川崎重工業(7012)も赤字予想ながら見通しを引き上げ買いを集めた。円相場の弱含み推移もあって、引け後に決算発表を控える東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)、ファナック(6954)が後場プラスに転じた。

新興市場は主要2指数がともに終盤下げ渋るも、結局小幅続落で終えた。直近IPO銘柄を中心に値動きの軽い銘柄に買いが入ったが、時価総額の大きい主要企業がやや冴えなかった。セリア(2782)、ミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)、弁護士ドットコム(6027)が売られ、カラダノート(4014)、JTOWER(4485)、すららネット(3998)が買われた。


2020年10月29日(木) 市況解説 前引け
日経平均株価 23,261.98(-156.53)
TOPIX 1604.76(-7.79)
東証一部売買高 48464万円

前引け・続落-決算好評価を支えに下げ渋り

29日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落、前日終値に比べ156.53円安い23261.98円で引けた。欧米でのコロナ感染拡大や経済制限強化を嫌気して、米ダウ工業株30種平均が943ドル安となるなど、欧米株急落の流れを引き継ぎ売り先行で始まったが、ソニー(6758)を筆頭に好決算銘柄を買う動きが広がり下値を支えた。時間外取引で米株先物が大きく上昇していることも安心感を誘い、前引けにかけ下げ幅を縮める展開だった。東証株価指数(TOPIX)も続落。東証1部の売買代金は概算で1兆12億円、売買高は同4億8464万株、値下がり銘柄数は全体の8割弱の1713、値上がり383、変わらず81だった。業種別TOPIXは全33業種中、「証券」「石油・石炭製品」「鉄鋼」など30業種が下落、上昇は「電気機器」「医薬品」「銀行」の3業種にとどまった。今3月期の赤字転落予想を発表したJR東日本(9020)が約8年ぶりの安値に沈み、ぐるなび(2440)は今期無配予定としたことで一時ストップ安まで急落、サイバーエージェント(4751)は今9月期予想が市場予想に届かなかったことが響いた。住友金属鉱山(5713)、日立建機(6305)などの景気敏感株も総じて弱く、出光興産(5019)、国際石油開発帝石(1605)は年初来安値を更新した。半面、ソニーは高寄り後に一段高し6%超えの急伸、コマツ(6301)、日立製作所(6501)も通期予想の上方修正が素直に好感された。メルコホールディングス(6676)は4-9月期営業増益に加え、自社株取得枠の設定が好感されストップ高、野村総合研究所(4307)も市場予想を上回ったことで買いが殺到、実質的な上場来高値を更新した。島忠(8184)はニトリホールディングス(9843)による株式公開買い付けの観測報道を支えに4日続伸した。

新興市場は主要2指数がともに続落、世界的な株安で投資家心理が悪化、手仕舞い売りが広がった。ジーエヌアイグループ(2160)、Sansan(4443)、アストマックス(7162)が売られ、JMDC(4483)、プレミアアンチエイジング(4934)、マクアケ(4479)が買われた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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