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市況解説 2020年10月16日(金)

2020年10月16日(金) 市況解説 大引け
日経平均株価 23,410.63(-96.60)
TOPIX 1617.69(-14.10)
東証一部売買高 91758万株

大引け・続落―後場に入り仕掛け的な先物売り膨らむ

16日の東京株式市場で日経平均株価は続落、前日比96.60円安の23410.63円で取引を終えた。欧州における感染再拡大を嫌気した朝方の売り一巡後、政策期待を背景とする押し目買いで上昇に転じる場面があったが、後場に入ると再び冴えない展開となった。日銀による上場投資信託(ETF)購入が見込めないなかで、前引けにかけての中国株の失速をきっかけとした仕掛け的な先物売りが広がったことが主因で、今晩の米主要経済指標を見極めたいとのムードもくすぶるなか、節目の23500円を10日ぶりに下回った。東証株価指数(TOPIX)も続落。東証一部売買代金は概算1兆8586億円と6営業日連続の2兆円割れ、同売買高も概算9億1758万株と低調。値下がり銘柄数は全体の3/4近い1632に達し、値上がり469、変わらず77。業種別TOPIXでは「証券」「鉄鋼」を除く31業種が下落、「陸運」「不動産」「鉱業」「医薬品」が値下がり率上位に並んだ。東京エレクトロン(8035)やファナック(6954)、TDK(6762)などハイテク株に売りが膨らみ、ダイフク(6383)など高値圏銘柄への利食い売りも目立つ。今期最終赤字に転落する見込みとなったドトール・日レスホールディングス(3087)が売られ、芦森工業(3526)は赤羽国交相発言で特需思惑が後退したことが響いた。四半期報告書の提出遅延で管理銘柄に指定された理研ビタミン(4526)はストップ安。反面、ファーストリテイリング(9983)が終日強く、「アビガンを新型コロナ治療薬として承認申請」と伝わった富士フイルム(4901)もしっかり。6-8月期営業利益急増のパソナグループ(2168)はストップ高比例配分、前期に続く今期の大幅増益見通しを評価されたセラク(6199)もストップ高まで買い進まれた。ニフコ(7988)にはJPモルガン証券の強気レポートが観測された。

新興市場では、主要2指数がそろって続落。時価総額上位銘柄への売りが増え、後場下げ幅を広げる展開となった。BASE(4477)、弁護士ドットコム(6027)、マネーフォワード(3994)が売られ、ワークマン(7564)、ビザスク(4490)、ティーケーピー(3479)は買われた。アースインフィニティ(7692)は終日買い気配が続き、初値は付かなかった。


2020年10月16日(金) 市況解説 前引け
日経平均株価 23,523.37(+16.14)
TOPIX 1627.14(-4.65)
東証一部売買高 40211万株

前引け・小反発―欧州警戒重荷も押し目買いで底堅さ維持

16日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅ながら反発、前日終値に比べて16.14円高い23523.37円で引けた。欧州における新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念が重荷となり、幅広い銘柄に売りが先行したものの、日米の財政出動への期待などを支えに次第に押し目買いが広がる展開となった。米株先物や中国株の上昇も投資家心理を上向かせたとみられるが、日米主要企業の決算を見極めたいとのムードも漂い、方向感は定まっていない。東証株価指数(TOPIX)は小幅に続落。東証一部売買代金は概算8230億円、同売買高も概算4億211万株と引き続き低調、値上がり銘柄数は938、値下がり1092、変わらず133だった。業種別TOPIXでは「海運」「証券」「鉄鋼」など10業種が上昇、「医薬品」「不動産」「陸運」をはじめとする23業種は下落。今期最高益を更新する見通しを示したファーストリテイリング(9983)が上場来高値を大きく更新、1銘柄だけで指数を110円超押し上げた。ソフトバンクグループ(9984)も底堅く、米金融株高を受けてメガバンクなどもしっかり。ベイカレント・コンサルティング(6532)は今期の大幅増益見通しが好感され、通期予想の上方修正と期末配当予想を発表した不二越(6474)、自己株取得枠を設定したアダストリア(2685)も強い。反面、中外製薬(4519)やエーザイ(4523)など医薬品株の下げが目に付き、ソニー(6758)は3日続落。テラスカイ(3915)は通期減益見通しが嫌気され、上期大幅減益のヨシムラ・フード・ホールディングス(2884)は一時ストップ安まで売り込まれた。上期営業赤字に転落し、中間配当を無配としたDDホールディングス(3073)も厳しい。

新興市場では、高値圏銘柄への利食い売りが重荷となり、主要2指数がそろって続落。GMOフィナンシャルゲート(4051)、GAtechnologies(3491)、識学(7049)が売られ、グッドパッチ(7351)、出前館(2484)、農業総合研究所(3541)は買われた。新規上場のアースインフィニティ(7692)は買い気配が続き、売買は成立しなかった。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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