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市況解説 2020年9月9日(水)

2020年9月9日(水) 市況解説 大引け
日経平均株価 23,032.54(-241.59)
TOPIX 1605.40(-15.49)
東証一部売買高 136045万株

大引け・大幅反落―後場入り後はジリジリと下げ幅を縮小

9日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落、前日比241.59円安の23032.54円で取引を終えた。米中対立の激化懸念と新型コロナウイルスのワクチン開発期待の後退を嫌気して、8日の米主要株価が大幅続落した流れを引き継ぎ、一時400円近く下落。しかし後場に入ると、日銀による上場投資信託(ETF)購入観測や米金融政策への期待を背景とする米株先物への買いが支えとなり、ジリジリと下げ幅を縮め、節目の23000円台を維持する展開となった。東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を縮めた。東証一部売買代金は概算2兆4180億円、同売買高は概算13億6045万株で、値下がり銘柄数は1497、値上がり588、変わらず87だった。業種別TOPIXでは「鉱業」「銀行」「不動産」をはじめとする29業種が下落、上昇は「海運」「その他製品」「鉄鋼」「ガラス・土石」の4業種。米金利先安観の高まりを受けて、メガバンクや第一生命ホールディングス(8750)など金融が軒並み売られ、電子決済サービスを不正利用されたNTTドコモ(9437)も冴えない。上期2桁営業増益のアルトナー(2163)は5-7月期の減速が失望売りを誘い、成形機事業の受注低調が明らかになったミライアル(4238)の下げがきつい。反面、日本製鉄(5401)は5日続伸、任天堂(7974)は「組み立て業者にスイッチの生産台数引き上げを再度要請」との一部報道を受けて上昇に転じた。「政府は9月末としていたイベント開催制限を前倒しで緩和へ」と伝わり、エイベックス(7860)やアミューズ(4301)が動意付き、ヤーマン(6630)は資生堂(4911)との共同出資会社の設立などが評価され、連日で年初来高値を更新した。ヒノキヤグループ(1413)の子会社である日本アクア(1429)には、買収思惑が台頭した模様。

新興市場では、主要2指数がそろって反落したものの、後場はともに下げ渋った。テラ(2191)、マクアケ(4479)、大戸屋ホールディングス(2705)が売られ、ミナトホールディングス(6862)、ピースリー(6696)、CYBERDYNE(7779)は買われた。


2020年9月9日(水) 市況解説 前引け
日経平均株価 22,908.97(-365.16)
TOPIX 1595.00(-25.89)
東証一部売買高 62097万株

前引け・大幅反落―米株大幅続落を嫌気

9日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落、前日終値に比べて365.16円安い22908.97円で引けた。連休明け8日の米国市場で米中対立への警戒が改めて台頭、新型コロナウイルスのワクチン開発に対する過度の期待が後退したことも重なり、幅広い銘柄が売られた流れを引き継いだ。追加対策を巡る米議会の協議難航観測も重荷となり、約2週間ぶりに節目の23000円を割り込んだが、日銀による上場投資信託(ETF)購入観測などを支えに、終盤は横ばい圏で推移した。東証株価指数(TOPIX)も大幅反落。東証一部売買代金は概算1兆765億円、同売買高は概算6億2097万株で、値下がり銘柄数は全体の85%超の1854、値上がり248、変わらずが70。業種別TOPIXでは「海運」を除く32業種が下落、「鉱業」「銀行」「不動産」「情報・通信」が値下がり率上位に並んだ。米ハイテク株安を映じてソフトバンクグループ(9984)が大幅続落、東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)など半導体株も冴えない。英アストラゼネカのワクチン開発中断報道を受けて、原液生産を担うJCRファーマ(4552)が売りに押された。世界景気懸念の強まりによる原油市況の急落で国際石油開発帝石(1605)など資源株も軒並み安く、新株予約権の発行を決めたヤマシンフィルタ(6240)は10%超下落。反面、日本郵船(9101)は日経朝刊の社長インタビュー記事と野村證券のレポートが買い材料視され、大戸屋ホールディングス(2705)への株式公開買い付け(TOB)が成立したコロワイド(7616)も買いを集めた。ヤマダ電機(9831)がTOBで子会社化すると発表したヒノキヤグループ(1413)は急伸、上期(2-7月)増益を確保したコーセーアールイー(3246)は一時ストップ高。8月月次好調のアレンザホールディングス(3546)も強い。

新興市場では、主要2指数がそろって反落。市場の地合い悪化を受けて、高値圏銘柄への換金売りが膨らんだ。メドピア(6095)、サンアスタ(4053)、日本テレホン(9425)が安く、メディアリンク(6659)、ITbookホールディングス(1447)、ニックス(4243)は高い。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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