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市況解説 2020年6月11日(木)

2020年6月11日(木) 市況解説 大引け
日経平均株価 22,472.91(-652.04)
TOPIX 1588.92(-35.79)
東証一部売買高 167956万株

大引け・大幅反落-米株先物安を嫌気して後場一段安

11日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落、前日比652.04円安の22472.91円で取引を終えた。欧米株安や円高進行を嫌気して朝方から幅広い銘柄に持ち高整理の売りが先行、午後に入るとシカゴ先物取引システム(GLOBEX)での米株先物の大幅安を受けて、下げ幅を大きく広げた。このところの急ピッチな上昇に対する過熱警戒感もくすぶるなか、米国での新型コロナ感染の再拡大懸念や明日の株価指数先物等の特別清算指数(SQ)算出を控えた需給悪も意識されたようだ。東証株価指数(TOPIX)は3日続落。東証1部の売買代金は概算で2兆8403億円、売買高は同16億7956万株、値下がり銘柄数は全体の9割近い1939、値上がり203、変わらず27だった。業種別TOPIXは全33業種中、「その他製品」を除く32業種が下落、「海運」「空運」「鉱業」「保険」などが値下がり率の上位に並んだ。メガバンクはじめ金融株が全面安、住友不動産(8830)など不動産の下げも目に付いた。指数寄与度の大きいファーストリテイリング(9983)、ソフトバンクグループ(9984)も下げ幅を広げた。トビラシステムズ(4441)は昨日の決算発表が材料出尽くしの売りに繋がり、りらいあコミュニケーションズ(4708)は「不適正な電話勧誘記録を改ざんしていた」として11%超えの急落。半面、ユニ・チャーム(8113)、日清食品ホールディングス(2897)などディフェンシブの一角が買われ、任天堂(7974)は年初来高値を更新した。オリエンタルランド(4661)は「東京都が遊園地の営業再開が可能となるステップ3に移行する見通し」と報道されたことが好感され、小野薬品工業(4528)は「米食品医薬品局(FDA)がオプジーボの進行した食道扁平上皮がん治療を承認」との報道が伝わった。2-3月期営業増益の丹青社(9743)も強く、証券会社の強気判断が観測されたグレイステクノロジー(6541)は実質的な上場来高値を更新した。

新興市場は主要2指数がともに5日ぶりに反落、後場に入ると新興株にも売りが膨らみ、そろって下げに転じた。プロルート丸光(8256)、KeyHolder(4712)、シンバイオ製薬(4582)が売られ、カイオム・バイオサイエンス(4583)、テリロジー(3356)、ホープ(6195)が買われた。


2020年6月11日(木) 市況解説 前引け
日経平均株価 22,882.28(-242.67)
TOPIX 1610.73(-13.98)
東証一部売買高 71331万株

前引け・大幅反落-FOMC受けた円高進行が重荷に

11日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落、前日終値に比べ242.67円安い22882.28円で引けた。10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で2022年末までゼロ金利政策を継続する姿勢を示したことなどを受け、米長期金利の低下とともにドル売り・円買いが進行、金融や輸出関連銘柄への手仕舞い売りが加速した。世界的に株高一服感も意識されるなかほぼ全面安で始まり、寄り付き直後には330円超えの下げ場面もあったが、売り一巡後はやや下げ渋った。東証株価指数(TOPIX)は続落。東証1部の売買代金は概算で1兆1721億円、売買高は同7億1331万株、値下がり銘柄数は全体の8割近い1674、値上がり426、変わらず64だった。業種別TOPIXは全33業種中、「その他製品」「情報・通信」を除く31業種が下落、「海運」「鉱業」「鉄鋼」「保険」が値下がり率の上位に並んだ。メガバンクや東京海上ホールディングス(8766)が大幅安、トヨタ(7203)、ホンダ(7267)などの自動車や日本製鉄(5401)、東レ(3402)の素材株も弱かった。昨日2-4月期の営業利益が2割増となったアセンテック(3565)は通期予想を据え置いたことで出尽くし反応となり、連日ストップ高が続いていたディー・エル・イー(3686)は小高く寄り付いたあと急反落。半面、任天堂(7974)、ネットワンシステムズ(7518)などの巣ごもり・テレワーク関連が総じて強く、12日に新型ゲーム機プレステ5のイベントを予定するソニー(6758)も買われた。5月の月次売上が好調だったパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)、MonotaRO(3064)はともに株式分割考慮後の上場来高値を更新。日東製網(3524)は今4月期の増益見通しが好感され、ロート製薬(4527)は「新型コロナ患者に再生医療の治験を計画」との報道が材料視された。

新興市場は主要2指数がともに朝安のあと切り返した。コックス(9876)、ナノキャリア(4571)、弁護士ドットコム(6027)が買われ、リボミック(4591)、FRONTEO(2158)、ホットリンク(3680)が売られた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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