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市況解説 2020年4月3日(金)

2020年4月3日(金) 市況解説 大引け
日経平均株価 17,820.19(+1.47)
TOPIX 1325.13(-4.74)
東証一部売買高 149911万株

大引け・5日ぶり小反発―安倍首相の現金給付発言で買い戻し

3日の東京株式市場で日経平均株価は小幅ながら5日ぶりに反発、前日比1.47円高の17820.19円で取引を終えた。2日の米国市場でトランプ大統領の原油に関する発言が投資家のリスク回避姿勢を和らげた流れを引き継ぎ、買いが先行。もっとも、新型コロナウイルス感染拡大への警戒は拭えず、後場に入ると次第に売りが優勢となったが、「安倍首相は1世帯あたり現金30万円を給付する意向を示した」と伝わると、大引けにかけて売り方の買い戻しを誘発する展開となった。東証株価指数(TOPIX)は下げ渋るも5日続落。東証一部売買代金は概算2兆3669億円、同売買高は概算14億9911万株とともに盛り上がりを欠き、値上がり銘柄数は467と、値下がり1653を大きく下回った。変わらずは48。業種別TOPIXでは「鉱業」「保険」「電気・ガス」など11業種が上昇、「空運」「輸送用機器」「鉄鋼」をはじめとする22業種は下落。デンカ(4061)がストップ高となり、富士フイルムホールディングス(4901)も上げ幅を広げた。グループ企業がはんこを使わない電子契約サービスを手掛けるセコム(9735)が強く、新会社を設立したサイバーエージェント(4751)には業績拡大期待が強まった。モルガン・スタンレー証券が格上げしたSGホールディングス(9143)は年初来高値を更新、小林製薬(4967)は除菌関連製品への特需期待を背景に上場来高値を更新した。反面、全店の臨時休業を決めたラウンドワン(4680)が一段安となり、エービーシー・マート(2670)などは3月月次の大幅な落ち込みが嫌気された。イオンモール(8905)には賃料収入急減への警戒が広がり、上期計画を下方修正したインソース(6200)は20%超下落。

新興市場では、主要2指数がそろって続落。手じまい売りに押され、後場一段安となった。アンジェス(4563)、メドピア(6095)、JTOWER(4485)が売られ、OSGコーポレーション(6757)、データホライゾン(3628)、ランサーズ(4484)は買われた。


2020年4月3日(金) 市況解説 前引け
日経平均株価 17,873.35(+54.63)
TOPIX 1336.41(+6.54)
東証一部売買高 67396万株

前引け・反発―時間外取引のNY原油先物安が重荷もプラス圏を維持

3日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日終値に比べ54.63円高い17873.35円で引けた。トランプ米大統領の原油に関する発言を受けて2日の米主要株価が大幅反発した流れを引き継ぎ、一時240円超上昇し節目の18000円台を回復する場面があった。ロシア政府のネガティブ・コメントが水を差す格好となり、時間外取引におけるNY原油先物相場が急落、シカゴ先物取引システム(GLOBEX)での米株先物の軟調推移を招いたことは重荷となったが、円相場の弱含み推移などを支えにかろうじてプラス圏は維持した。東証株価指数(TOPIX)も反発。東証一部売買代金は概算1兆741億円、同売買高は概算6億7396万株とともに前日前引け水準を下回り、値上がり銘柄数は1090、値下がり1002、変わらずが76。業種別TOPIXでは「鉱業」「パルプ・紙」「石油・石炭製品」をはじめとする22業種が上昇、「ゴム製品」「鉄鋼」「海運」など11業種は下落。新型コロナウイルスに対する治療効果が期待されている「アビガン」の増産報道を受けて富士フイルム(4901)が3日ぶりに急反発、同薬の原料の生産を開始すると伝わったデンカ(4061)は23%超上昇した。売り込まれていた金融株には買い戻しが膨らみ、巣ごもり需要の恩恵で加入件数が増加したスカパーJSATホールディングス(9412)もしっかり。米ウイスキー工場で消毒液の生産を開始すると発表したサントリー食品インターナショナル(2587)は4日ぶりに反発、ZOZO(3092)にはネット通販需要拡大への思惑が台頭した模様。反面、臨時休業を打ち出した鳥貴族(3193)、串カツ田中(3547)の下げがきつく、今11月期見通しを下方修正したキユーピー(2809)も厳しい。太陽誘電(6976)やTDK(6762)など値嵩ハイテクの一角が冴えず、国内外すべての工場の一時停止を打ち出したSUBARU(7270)は連日で年初来安値を更新した。

新興市場では、主要2指数がそろって続落。直近賑わったテーマ株などを中心に、週末手じまい売りに押された。メドレー(4480)、MRT(6034)、チエル(3933)が売られ、UUUM(3990)、弁護士ドットコム(6027)、メドレックス(4586)は買われた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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