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市況解説 2020年3月10日(火)

2020年3月10日(火) 市況解説 大引け
日経平均株価 19,867.12(+168.36)
TOPIX 1406.68(+17.71)
東証一部売買高 257037万株

大引け・3日ぶり反発-後場切り返し、2万円急接近場面も

10日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反発、前日比168.36円高の19867.12円で取引を終えた。朝方には欧米株急落を嫌気して800円超えの下げ場面もあったが、米トランプ政権が大規模な経済政策を近く打ち出すとの期待や足元までの株価急落に対する行き過ぎ感から、前場中ごろ以降は徐々に買い戻しの動きが広がった。昼過ぎには「中国の習近平国家主席が肺炎拡大の中心地とみられる武漢を訪問」と伝わり、封じ込めに対する自信の表れと捉えられたことも買い安心感を膨らませた。東証株価指数(TOPIX)も後場切り返して3日ぶりに反発。東証一部の売買代金は概算で3兆8120億円、売買高は同25億7037万株と約2年ぶりの高水準、値上がり銘柄数は全体の4分の3超えの1645、値下がり477、変わらず42だった。業種別TOPIXは全33業種中、「証券」「不動産」「倉庫・運輸関連」など30業種が上昇し、下落は「鉱業」「海運」「石油・石炭製品」の3業種にとどまった。東京エレクトロン(8035)、村田製作所(6981)などのハイテク大手が終日堅調だったほか、新生銀行(8303)、日本製鉄(5401)など先行して大きく下押ししていた銘柄群に買い戻しが入った。リクルートホールディングス(6098)、アステラス製薬(4503)などディフェンシブ株の上昇も指数を支え、中小型株も幅広く買われた。半面、ファーストリテイリング(9983)が終日冴えず、KDDI(9433)、ファミリーマート(8028)などディフェンシブの一角が軟調だった。国際石油開発帝石(1605)、住友商事(8053)など資源関連は戻りが鈍く、千代田化工建設(6366)は約13年ぶりの安値を付けた。新株予約権付社債の発行を決めた日本エアーテック(6291)は一時ストップ安の急落、幸楽苑ホールディングス(7554)は今3月期の営業赤字転落と期末配当の見送りを発表して6年4ヵ月ぶりの安値に沈んだ。

新興市場は主要2指数がともに3日ぶり反発。ジーエヌアイグループ(2160)、サーバーワークス(4434)、日本テレホン(9425)が買われ、第一商品(8746)、テリロジー(3356)、ウィルズ(4482)が売られた。


2020年3月10日(火) 市況解説 前引け
日経平均株価 19,405.57(-293.19)
TOPIX 1371.82(-17.15)
東証一部売買高 133034万株

前引け・続落-19000円割れ後に急速下げ渋り

10日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落、前日終値に比べ293.19円安い19405.57円で引けた。9日の欧米市場の急落を受け大幅安で取引を開始した後、損失確定目的の投げ売りなどが加速して19000円割れまで突っ込んだが、トランプ米大統領の大規模経済対策への期待や売り一巡感から、その後は急速に値戻しが進んだ。円相場の弱含みや原油価格上昇も支えになり、一時は32円安の水準まで下げ渋る場面も見られたが、中国・上海総合指数の上値の重さなどが嫌気され、再度下げ幅を広げた。東証株価指数(TOPIX)も続落。東証1部の売買代金は概算で1兆9281億円、売買高は同13億3034万株とともに前日水準を大きく上回り、値下がり銘柄数は全体の8割超えの1806、値上がり330、変わらず28だった。業種別TOPIXは全33業種が下落、「鉱業」「海運」「繊維」「石油・石炭製品」などが値下がり率の上位に並んだ。国際石油開発帝石(1605)はじめ資源・エネルギー株が総じて弱く、コマツ(6301)、日揮ホールディングス(1963)も厳しい売りが継続した。きのう後場に急速な切り返しを見せたエーザイ(4523)や証券会社の投資判断引き下げが観測された富士通(6702)が下落、HEROZ(4382)は大幅続落。半面、太陽誘電(6976)など電子部品の一角や半導体関連の東京エレクトロン(8035)、レーザーテック(6920)が上昇、オリエンタルランド(4661)、資生堂(4911)はじめディフェンシブ大手も修正買いの対象に。リコー(7752)はグループ再編策が好感され、朝方に昨年来安値を更新したペプチドリーム(4587)も切り返した。

新興市場は主要2指数がともに続落。ともに昨年来安値を連日更新してはじまったが日経平均の下げ渋りを支えに下げ幅を縮小して前場を終えた。ディジタルメディアプロフェッショナル(3652)、モブキャストホールディングス(3664)、第一商品(8746)が売られ、アンジェス(4563)、イグニス(3689)、Aiming(3911)が買われた。新規上場のビザスク(4490)は公開価格1500円に対し、1310円で寄り付いた。


更新のタイミング
「前引け」市況解説...12時30分ごろ
「大引け」市況解説...16時30分ごろ
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